2007-11-30

ゴルゴニアンシュリンプ

僕がバリにきたばっかりの10年ほど前は
沈船横の通称“横チン”には
多くのゴルゴニアンシュリンプの付くオドリカラマツなどが茂っていました。


その後、ほとんど見なくなったのでイレギュラー的にしか、このエビも見なくなりました。

その分近くのポイントにはもっさもっさ覆い茂っているポイントがあり、
このエビのリクエストがあると、そこに行っていました。

ところが、最近、“横チン”に復活の兆しがみえはじめ、
かなり多くなっています。

そうすると、このエビとの遭遇率もあがり、
最近では必ずとはいわないまでも、
ポイント移動しなくても、このエビが見れる確率がかなり高くなっています。

昨日まで元気だったヤギやトサカが次の日には
折れてころがっていたり、なくなっていたりする事も多いポイントだけに、
こーいうポイントはみんなで気を使って大事にしたいものですね。

2007-11-29

シールズカージナルフィッシュ

少し風の強いムンジャガン島。

強いといっても、決して嫌な

冷たい風ではないし、強風でもない、
ここちいい風より一段強い風?といった感じです。

透明度も悪くもなくよくもなく、
もーちょっとよく見えたら爽快なんだけど、
まぁ、これくらいみれればいいか?

といった感じの中途半端なコンディション。

年間を通して生物の変化はさほどない場所ですが、
さかなの種類は群を抜いて多いムンジャガンだけに、
好きな種類をじっくり狙ってウォッチングできるのが特徴です。

逆にいうと、生物が多過ぎて目移りするし、
何を狙っていいかわからない、
なんて意見もよく聞いたりします。

この写真のさかなもインドネシアフィリピンに生息する、
バリでは一般種な
とってもキレイでキュートなお気に入りのテンジクダイです。

2007-11-28

スレンダースポンジゴビー

前回のブログのご夫婦さん。
コメントも頂きましたが、
蓋をあけてみれば、びっくり仰天!!

ビデオを最近はじめた大物好きご亭主さんは、

濁りきった水をみるやいなや、
じっくりと動かず、完璧マクロ撮影に没頭。

マクロ好き美人嫁は好みの被写体まで移動しながらの撮影。
戻ってくるまでその間1時間、
ご亭主さん、畳半畳ダイブのみごとなマクロダイバーに変身していました。

しかも、ミカヅキコモンエビのハッチを
撮影成功????
まではいかないけど、かなりいい感じで撮影されてました。
次回はばっちり撮りましょうね!!

さて、大潮過ぎた、現在のトランバン。
大潮にキレイな水を流されて、
海況復活。

とはいえませんが、
透明度10mほどは見えています。
水温は戻らず、26℃前後。

2007-11-24

イケカツオ

先週まで波なし・風なし・透明度30m・水温30度
とベリーベストコンディションのトランバン!!

今週に入り、波なし・風なし・は変わらず。


が、
透明度3m・水温25度(部分的)と
豹変してしまいました。

この季節、いやな潮が入ってくることがあるのです。

一夜でこれだけの変わりぶりは
まるでジキルとハイド。

トランバン名物のオックスアイスカッドの群れは、
ロウニンアジやカスミアジなども捕食の為に突っ込んできます。

このイケカツオも、
さあ!これから突っ込むぞ!!
って感じの一瞬です。

さて、ゲストは
マクロバリバリの奥さまと大物好きという旦那さま。
どちらもいけるという理由でトランバンを選択。

さぁ、どうなることやら。

2007-11-20

ツノカサゴ

最近、一番力を入れて調査してるポイント、
通称SD。

ここも泥質なのですが(ハードな泥ではない)、
泥でできた1mほどのカベに沢山のウミウシやベニハゼの仲間がいる。

レッドラインドピグミーゴビーやスパーセリ-スポットピグミーゴビー、
レッドブローチピグミーゴビー、オオメハゼ、シャープアイピグミーゴビー、
リングアイピグミーゴビーなどが水深5mの1m×5mのカベに密集して生息しています。

泥質なんだけど泥地域だけではない魚種がいるのも魅力的です。

安全停止を兼ねてベニハゼウォッチのはずが、
60分で5mに上がってきて、安全停止60分なんてことも。。。
それは体にいいのだろうか????

そんなポイントで見つけたツノカサゴ。
なんか久々のご対面です。

2007-11-19

笑顔の子ども達

ダイバーはおろか外国人も生まれてこのかた見た事もない子ども達は
はじめはおどおどとしていますが、

こっちが地球人、恐くない人、友好的な人、
とわかると、とたんに人懐っこくなります。


潜るときはエントリー口まで一緒に来て、
エキジットの時は水際で遊んで待っています。

そのうち、見なれるとスカしてきたりしちゃいます。
こんな素敵な笑顔を見ることができるのも、
ほとん人のこない、秘密のポイントならではです。

いい笑顔!!


2007-11-15

ホワイトマージンスターギャザー

とっても海況の安定しているPJ。
夜潜りもとても面白いので是非チャレンジしてみてください。

昼も見れないことはないですが、
夜の方が見ることが多いこいつ。


夜の方が多いというより、
夜の方が見つけやすいということです。

夜中の暗闇の中のライトに照らされたこの顔は、
毎度ながら本当にギョッとします。

よく見るとカワイイんですけどね。

但し、こいつは水深1,2Mのところに多いので、
今のように波がまったくない時でないと、
なかなか写真におさめるのは難しいです。

2007-11-14

虹の彼方へ

北側のポイントは相変わらず夕方に毎日雨がふっています。

でも、1日中降り続いている訳ではなく、
朝から2時頃までは物凄くいい天気!

その後、徐々に曇ってきて、

風がピタリッっと止んでから、雨が降り出します。

その時の鏡のような水面の穏やかさ、空気の生暖かさ、
結構、好きです。

で、雨がやむと、こんな光景が見れたら、
雨もまんざらではありません。

2007-11-13

耐圧チャンバー

1年に1度ほど、本当に意味があるないは別にして、
ガイドスタッフでチャンバーに入りに行きます。
(決してベンズになったわけではありません)

結構、気持ち的に軽くなる感じがするんですよ。

6人用のチャンバーにぎゅうぎゅうに入ってる時間は
とても長く感じます。

受け付けで、カルテがないといって探しまくる病院スタッフ。

結局新しく作り直しました。
去年も同じで新しくしたよな。

おまけにそれだけで1時間以上待たされるし。

本当にこのずさんな管理と無駄な時間に
毎回、疲れてしまいます。

さあ、明日からまた窒素、貯めまくるぞ~????

2007-11-12

ビオラリボンスズメダイ

このスズメダイはそれなりにいることはいるのですが、
わりとバリ島の主要ポイントでは見かけないスズメダイです。

この写真は秘密の泥ポイントの安全停止中に撮ったものですが、
普通に開放してるポイントにもいます。

地味に見えますが、結構キレイなんですよね。

水深も浅いので光が差し込んでいると、
更に美しさが増します。

ただ、あまりに浅く普通にいると、
ダイビングの最後に撮ろう!
って後回しにされて、

結局、タンク圧がなかったり、
忘れられたりで、最後まで
撮らずじまい、ってケースになってしまう、
代表的存在でもあったりします。
そーいうのってありませんか?

2007-11-11

マンボウ

バリ島のマンボウを見られるポイントは、

①水温冷たい
②流れがキツイ
③水深深い
④ポイントパニックの混雑具合

とイメージされる方が多いことと思います。

必ずしも上記条件というわけではありませんが、
大方、間違ってもいません。

そんな条件下でも狙ってマンボウを見れる地域は
他にはないので、多少、無理してでも
マンボウリクエストされる方も多いです。

さて、これが水温30℃、流れ全くなしのビーチダイビング
ゲスト貸切状態という条件で見れたら?

たまーにあるんですよ。

1本目水深30mでクリーニング中のマンボウ3匹発見、
寄っても撮っても、そのまんま逃げず。

水深の問題で15分ほどで、浮上へ。

2時間ほど、水面休息をとり、
再びエントリー。

まだいるぜー!!

こんなこともあるんです。

あくまでも偶然の出来事ですが。

あーあ、ワイドレンズ持っていけばよかった。。。

2007-11-10

ニュウドウダテハゼ

バリ島北側は毎日、雨です。

午前中は見事なくらいに晴れ渡ってるのに、
夕方からは決まって雨が降るしまつ。

秘密のポイント通称LLでの出来事。

エクトプラズムの如く、ニュロニョロと口から何かを????

はじめはサナダユムシ???
でも近づくと、巣穴に飛びこんでよくみれないのです。

ウツボの幼体にも見えます。

なんだろう???

2007-11-03

オックスアイスカッド

ここ数年の間、講習は年間1,2回のペースでしかやっていなかったのですが、
ここ数ヶ月で3件ほど、講習を担当しています。


講習はあまりやらないと、頑張っちゃって、ちょっとくどくなりがちで、
だからといって、
やたらと続くと、上手に手抜きして機械的になってしまいがちなものですが、

この位のペースだと、いい意味で緊張感がたもて、
質の高い講習を提供できてると実感できたりもします。


もちろん、僕個人の話しです。

トランバンは雨が降っていましたが、
波なし、風なし、水温30℃、透明度20mオーバーの絶好のコンディションです。

オープンウォーターの講習でこんなコンディションに加え、
こんな群れが普通にみられるなんて、

これで、今後ダイビングを続けない講習生になってしまったら、
責任重大ですね。

2007-11-02

オヤビッチャ

水温24℃と結構寒いパダンバイですが、
透明度よし、波なしの比較的よいコンディションです。


浅場にクロスダムゼル、ヒレナガスズメダイ、クロスズメダイなどの
幼魚時期はいわいる人気種と呼ばれる種がたくさんいます。

そんな中に妙な藻クズ?を身にまとったオヤビッチャが
10匹に2匹の割合でいます。

よくみると、それは巨大寄生虫でした。

寄生虫ずきには、こういうのだまってはいられないんですよね。

2007-11-01

ギンガメアジ

ダイビング中、特にドロップオフのポイントで、
この水がいきなり今消えたら下に落っこちちゃうんだろな?

時折そんなことを考えながら泳いでいます。

じゃあ、魚達も一緒に落っこちるのか?
こいつには立派な羽がはえてるから大丈夫だね。

時折そんなことを考えながら見ています。

この翼、でき損ないの飛行機みたいでかっこいいですね。
飛んでるって感じ!!