2008-08-22

クロウミウマ

ダイバーでない人からも大人気の
タツノオトシゴの仲間。

その中でもバリ島で最も多く見られると思うこいつ。

ただ、クロウミウマとオオウミウマの違いを水中で見分けるのは難しい。

難しいというよりできるのか?と思ってしまいます。

実際に図鑑なでもで混同していますし。

喫水、内湾=クロウミウマ
岩礁沿岸=オオウミウマ

と、とりあえず覚えておくしかないと思います。

だれか見分け方を
知っていたら教えてください。

2008-08-21

バサラカクレエビ

ウミシダのカラーバリエーションの数
こいつのカラーバリエーションがある、
沢山のバリエーションの持ち主。

トランバンにはとても多くのウミシダが生息しているので、
とても多くのこいつがいます。

それは、もう、種類集めをしたくなるくらいです。

ただ、撮れるかというと、
そうでもなく、ウミシダの中に隠れているので、
そう簡単にはキレイには撮れません。

ウミシダをどばっと、手で広げれば撮れないことはないのですが、
それだと、ウミシダが自決しまくり、とてもカワイそうだし、
限られた構図でしか撮る事はできないです。

ある程度、潮がかかっていて、ウミシダが大きく伸ばしている時がねらい目。

そんな時はとても撮りやすい個体に巡り遭うことができます。

とても優美です。


ばさら【婆娑羅・時勢粧】(「跋折羅ばざら」から。室町時代の流行語)
〓派手にみえを張ること。だて。太平記21「例の―に風流をつくして」
〓遠慮なく振舞うこと。しどけないこと。乱れること。狼藉。

広辞苑から引用しました。
バサラ - カクレ
反意語のようにも取れる名前で、つりあいが取れない感じで面白い。

もっとも、このバサラから来てるのか知りませんが。。。

2008-08-20

ヤノダテハゼ

バリ島で1番、個体数の多い共生ハゼとまではいわないが、
確実に5本の指に入るほど多い一般種。

白砂エリアにはない濃厚な色合いが美しい、黒砂エリアの個体。


そしてなによりも寄れる寄れる!!

この個体もコンデジのクローズアップを付けた状態で最短まで寄っているので、
3cmまで寄っています。

それでも逃げない逃げない!!

全ての個体がそこまで寄れるわけではありませんが、
そこかしこに沢山いるので、5匹試せばそんな個体に巡り会うこともできます。

あまりにも沢山いるので、見向きもされないことがおおいですが、
この色合いをじっくり味わってもらいたい逸品です。


2008-08-19

イレズミウミヘビ

バリ島の色々なポイントで見る事のできる一般種。

あまり、人気のないウミヘビの仲間ですが、
豪快な色合いが目を惹かせ

ついついゲストも立ち止まって観察しています。

やっぱり、ゴールドというのは
誰しもの憧れなのでしょうか?

ゴールドという色は装飾品以外に
普段の生活の中ではあまり見ることのできない色だからでしょうか?

何故ゆえに体色がゴールドになったのか?

なかなか、他にはあまりみられない、

ゴージャスさを堪能してください。

2008-08-17

カザリスズメダイ

バリ島内では、限られたポイントでしか見る事のできない、
スズメダイの仲間。

限られたポイントでしか見れないが、限られたポイント内では
個体数も多く、いつでもみることができるということで、
ちょっとだけ付加価値のある種のようにも思えます。

以前は幼魚ならムンジャガンでみることもできたのですが、
探し方が下手なのかここ数年、見ることがありません。

幼魚と成魚のカラーリングの変化が
いちじるしく異なることが多いことで
特に幼魚のカラフルさに人気が高い
ヒレナガスズメダイ属の仲間ですが、
本種は幼魚~成魚は基本的には同じような色彩です。

和名がありますが日本にはいない、
というのも特徴的でガイドネタとしては絶好のお気に入りです。

2008-08-15

セレナズノトドリス

今、ムンジャガン方面はこの時期には珍しく、
あまり風の強くない日々です。

今年の盆休みにムンジャガンを選んだ人は
とてもラッキーですね!!


さて、特に珍しくもなく、かと言って沢山いるわけではない、
個人的に見かけると嬉しくなるウミウシのひとつ。

バリ島では色々なポイントで見たことがありますが、
ムンジャガン方面に特に多く見かけます。

ただ、この子どもを見かけたのは実ははじめて。

大型の本種もなかなか味わい深くてかっこいいのですが、
色合い風貌は違わないけど、
小さいのは
かなりカワイイ印象です。

ウミウシに限らず生物全般に言えることですが、
色も形状も大人と子どもと同じでも、

なんで、こんなにカワイイんでしょうね。

2008-08-14

イトヒキテンジクダイ

こいつの群れ方というのは半端じゃない美しさと、見るたびに思います。

あまりキレイじゃない環境に、
それはもう、うじゃ~って、青く光輝いている軍団。

なにもそんなに犇きあわなくても、
っていうくらい群れていて、
もっと拡散すればいいのにと思う。

50mほど続くユビエダハマサンゴの群集の中でも、
こいつが群れているのはほんの2、3箇所と少ないエリアに固まる。

そーやって固まるからこそ、美しさが惹きたつ。

ワイドの写真で群れ全体を
清々しく写したいと常に思っているのですが、
いまだに実行せず、見る度に今度こそ今度こそといいきかせている被写体。

とりあえず、こんな写真で紹介してしまうので、

伝わらないかもしれませんが、
本当に美しいんです!!

とっても魅力的ですので誰か撮ってください。

2008-08-08

新サイト設立

とても個人的な話で申し訳ないんですが、
実は僕、個人的にブログ&ウェブサイトを持っていました。


といっても全然、更新してないんですが。。。

とても楽しみに更新を待ってくださっている方もおり、
いつも心苦しいと思いながらサボっていました。

ここで、復活宣言でもしようかと思います。

ダイブスのこのブログでは
一般種をメインに名前がある種。
(sp.であっても英名、和名の付いている種)

初心者が普通にダイビングで見られる種。

リアルタイムの映像。
(サファリなどで更新できない日もありますが、
基本的に的に3日、おそくとも5日以内に撮った写真をアップしています)

というのに限って取りいれていますが、

個人の方は
一般種はもちろんのこと
普通のダイビングでは行かないところの生物を含め、

ただ個人的に思い入れを込めて撮った写真を
アップします。

また、ダイバーでない人にも見ていただけるように、

バリ島の話題を多く取り入れています。

で、それと平衡して内容はかぶってしまいますがwebの方もup
しましたので、是非、ご覧下さい!!


ブログ 『海の幸』
http://samuraifish.blogspot.com/

ホームページ 『サムライフィッシュ』
http://samuraifish.xrea.jp/

感想、その他、おまちしています!!

2008-08-06

スプリンガーズデモイーゼル

ルリスズメダイの仲間の中でもルリ色のヤツは特に
種の判別が簡単そうで難しかったりします。

微妙な色彩変化の違いの多い種類だし、
地域差も大きいのでなおさらです。

図鑑で見ても、こっちの地域で撮ったのと、そっちの地域で撮ったのでは
えらい違いなので、何種類の図鑑を見比べないと分からなかったりとか、
とくにそんな変化が大きくみられる仲間なのではないでしょうか?

決めてになるのは結局のところ観察力ということになるのでしょう。

よく雑誌などのフィリピン特集で紹介される事の多い本種。
もっと黒い部分が多いですよね?

多い方がよりキレイ、とかそういうことではなくて、
これがバリバリエーションなのです!!

フィリピンにはフィリピンの、
バリにはバリのよさがある。

海は、生物は、どこに行ったって楽しいですね!!

2008-08-05

ツノナガコブシガニ

砂に半分潜ってカップルが愛し合っていた!!

半分潜りながらもやりにくいだろうに、
でも、邪魔しちゃ悪いからそのまま見てた。

闇夜の中、
ライトをおもいっきり当てられて、
自分の何万倍もの大きさの生き物が10cmも離れていないとことで、

じぃ~っと見られてるんだから充分邪魔なんだけど。

こんな時、どういった心境なんでしょうね。。。

そんな危機がおとずれても
こーやって、仲良くキツク抱き合って離れないってのは、
とても羨ましいし見習わねばならない事です。

2008-08-04

ネジリンボウ

バリ島にはヒレナガネジリンボウは
わざわざ探さなくて、次から次へと勝手に目に入ってくるほど、

うじゃうじゃといるが、

ネジリンボウは珍種とまではいわないが、あまりいない。
バリに限らず熱帯地域ではどこもそうではないかと思う。

だから、見かけると嬉しくなって、ついついゲストに教えてしまいます。

自己解析だとネジリンボウの方が
よりイジワルそうな顔付きのような気がする。

(勝手な思いこみです。。。)

そんなことないですか?

顔だけでネジリンボウかヒレナガネジリンボウか

違いの分かる男!!

2008-08-03

ホクトハダカ

夜のトランバンではとても貴重な生物が
いとも簡単に見る事ができたりします。

その代表的なひとつがこいつではないでしょうか?

他地域でもそれなりにいるのかもしれませんが、

見られる確率が高い場所を他では聞いたことがありません。

昼は深海の方にいる深海魚なのだが、
夜になると浅場まで上がってくるそうです。

一方、トランバンはというと、
特に大潮周りであれば、ほぼ見られます。

ただ、写真に撮ろうとすると、これが、なかなか手ごわい。

お前はテッポウの玉か!!

という感じで、ビュンビュンと光にめがけて飛んでくるので、

姿形をとらえるのも一苦労。

でも、そこで諦めないで粘ってれば、
必ず着底するやつが出てきます。

そこをパッっと撮るのですが、
着底すると言ってもそれなりに動き回り、
また、すぐに飛び立つので、
なかなか面白い絵で撮ることができないのが悩みのタネ。

幾度となく、撮っていても、満足のいくものが撮れない
という、やりがいのある生物のひとつです。

2008-08-02

ミツボシクロスズメダイ

いつも潜っているポイントても、
潜れば何かしらの新しい発見がある。

だからこそやめられないダイビング。

それは、微妙な変化から一目でわかる大きな変化まで。
その小さな変化をどれだけ感じられるかで、
1本1本のダイビングの重みも楽しみも違ってくる。

魚といえど1匹1匹に、

個性があったり、カラーリングが微妙に違ったり、
そんな生物と出会うときもある。

そういう個性的な個体にであうと、
もっとなにか違う所があるのではないかと、
慎重、丁寧に観察を重ねる。

群れている生物なら、周りの仲間は
この個性をどう、とらえているのかな?
仲間外れにされないのかな?
などなど。

でも、基本的にそのようなことはないようである。

人間と違って見た目で判断はしない。
と思ってちょっと感動したけど、
ちょっと考え直したら、

婚姻色を出したり、ヒレを広げたりで求愛するから、
やっぱ、見た目は重要なんだね。。。

2008-08-01

ハナヒゲウツボ

トランバンでは普通の青いハナヒゲウツボが沢山いますが、
黄色いハナヒゲウツボもわりと簡単に見ることができる。

簡単に見る事ができると言っても、
100%まっ黄っき!!
というのはあまり見かけない。

80%、90%程度のなんとなく青も残っているなぁ、
という個体がそのほとんどです。

なので、100%黄色の個体を見ると、
得した気分になれる。

得した気分になるから写真に撮る。

あ、また撮っちゃったというくらい、
出会うと撮ってしまいます。

で?考えると、青い個体の写真、持ってないじゃん。。。
持ってないわけではないけど極端に少ない。

僕のストックを見ると
8:1:1の割合で黄:青:黒の写真だ。

まるで、生息する、そのほとんどが黄色なの?
って感じです。

まんべんなく観察して

まんべんなく撮らなくては。