2008-12-24

メリークリスマス

メリークリスマス!!

今年もダイブスはダイビング事故もなく、
無事に新年を迎えられそうです。

まだ年末ラッシュははじまっていませんが、
この年末、気を緩めず安全ダイブで

無事に新年を迎えます。

本ブログも年間で119回アップできました。
119回ということは119種の生物を紹介したわけで
(実際には生物以外もあるのでもっと少ないですが)
まだまだ紹介したい生物で溢れかえっています。


実情ムラはありますが、平均すると3日に1回と、
ブロガーとしては少ないですが、
自分なりにはまずまずのペースと思っています。

来年は本ブログの写真の完成度にも
きちんとこだわってみようかな、と考えています。

ということで、来年もダイブスをよろしくおねがいします。

ありがとうございました。そして、これからも!!

2008-12-22

クロソラスズメダイ

このポイントに入るときは、
そのほとんどの人が見ているのだろうが、
そのほとんどの人に無視されている種。

一部のマニアックダイバーには、
絶大なる支持と研究対象になっています。

なわばり内に餌場となる藻園を造り

いわゆる栽培農業を営む魚としても有名です。

すごいことですね。

その、一生懸命に精魂込めて栽培した藻は

どんな味なのだろう?

ちょっとご馳走になってみた。

しょっぱい。。。

2008-12-21

ウイゴンベ

トランバンを潜ると、
よく、ちょろちょろと動き回って目立つ存在。

ゴンベには珍しく、
潮がかかっていると中層も泳ぎ捕食する姿も見られる。

分布は広く、伊豆半島から熱帯域までみられるらしいが、
なぜか僕はバリに来てはじめて見た種で、

はじめて見たときは
「なんだ?あのハナダイは?」
などと思ったのを覚えている。

今ならはじめて見ようが
ゴンベの仲間とハナダイの仲間を

間違えるようなことないと思うけど、
ハナダイでもハナゴンベと呼ばれちゃうのもいるのだから、

なんとなく、似てる部分も多くあるのでしょう。

でも、なんで
“ゴンベ”
なんでしょうか?

はじめてゴンベ科のさかなの名前つけるときに

ん、これらは名前がないのか?
じゃ、ゴンベエだ!!
って感じかな?

注:)昔はゴンベでなくゴンベエだったそうです。

2008-12-20

新魚発見

ここ数ヶ月、カメラを持ってきちんと撮影していないので、
これはクサってしまうと、久々の撮影。

なんだけど。。。

ふと、覗いたカイメンの奥の奥に謎の生物発見~!!

久々の撮影だからか、
ターゲットライトの電池の充電を忘れていて、
ライトなしなので、よく、見えない。
よくってより全然見えない。

なんだろう??
目があるぞ、口があるぞ!!
こっち向いてるぞぉ~!!

新発見のジョーフィッシュかぁ?
それとも未記載のハゼかぁ??

とにかく見えない。。。

こんなときはコンデジと、
コンデジが入るギリギリ一杯にカイメンの中までカメラを突っ込みパシャリ。
液晶を見ても、浅くて明るくて液晶も見えない。
だから、結局何かもわからない。

ええい、未知の生物を前にして、分かるも分からんもない。

どのみちワカランのである。。。

と、全然暗くって、ピンがわからないから、
ストロボ光が入るくらい離れ、置きピンにして微妙に距離を変えながら、
これならどれかにばっちりピントがくると、
37枚全てに費やしてしまった。
(いまだにフィルムカメラ使ってます)

で、あがって急いでコンデジの方の画像チェック!!

石ですか???ゴミですかあ~????

せっかく、久々の撮影で闘士を燃やしてたのに。。。

2008-12-19

サドルドプラウンゴビー

このハゼ、なかなか寄らせてくれない。
ウネリがうねうねするような浅場にいる。
個体数も決して多くはない。

ということで、あまり写真でも紹介されることの少ない種です。

見かける→すぐさまひっこむ→待つ→でてこない。

あきらめる。

見かける→教える→波に体を持っていかれる→ひっこむ

あきらめる

みない→探す→みつからない

あきらめる

探す→見つける→上
に戻る

こんな感じのニクイ奴

2008-12-18

ルリメイシガキスズメダイ

この時期のヌサペニダというのはとてもよい。

波は立ちやすい時期でもあるが、
もうちょっと後だと、もっとたちやすくなるし、
どの道、通年たちやすいといえばたちやすいともいえなくない海だし。

ということで周りくどいいい方だが、ゲロゲロほどの大波はなし!

水温あったか!!

透明度もよろしい!!!

で、なによりもすいている。!!!!

マンボウシーズンのげんなりするような

ヌサペニダではないのである。
の、いいことずくめ。

こんな時はバリの他のポイントではあまりみることのできない、
でも、ここにはいっぱいいる、ものをじっくり見るのがいいですね。

名前のように惚れ惚れするような、
鮮やかな目がひときわ引き立ちます。

2008-12-17

マルコブカラッパ

砂底のポイントで潜っていると、
遠目に
サッサッサッ~!!
と、走る物体を目にする。

視界の端でなんか、動いたよなぁ~。。。
って思うから、視線を会わせると、
たいてい、カラッパの仲間であることが多い。

で、近づくと、ジッと止まっている。
で、もっと近づくと、それでもジッとしている。

で、触れるくらい近づくと、バフッッバフッッって砂に潜る。

いや、そこで潜って隠れても、完璧におみとおしなんですけど。。。

なんて、逃げるのが下手ま奴なんだろう、っていつも思う。

それが、こいつのかわいらしさでもあるのですけどね。

まず、視線に入っていないときは動かない。

バレたと思ったら、こっちが近づいた時におもいっきり逃げる。
もっと、遠くの時に砂に潜る。

これをマスターしたら、これだけ目立つ存在でも、
こいつを見つけだすのは至難の業だろう。

2008-12-16

オニテングハギ

大きい!群れる!!個性的!!!

人気が出る要因は抜群にもっているのに、
何故だか、人気がいまいちな種。

はじめて見たのはバリではなかったが、
個人的には大興奮した覚えがある。

なぜに、そのツノは???
闘牛のようにそのツノでエサを捕らえるわけでもあるまいに、
ましてや、レーダーが出るわけでもない。

男らしさの象徴のようなさかな!!

テングハギ属の仲間はツノがあろうがなかろうが、
英名でユニコーンフィッシュと呼ばれています。

テングにしてもユニコーンにしても、その個性が光りますね。

2008-12-14

キツネベラ

派手で覚えやすい色合いからか、
雑誌やおさかなガイドブック的なものにもよく紹介されているアイドル種なので、
ダイバー初心者の時から、なんとなく頭の中では
お馴染みの種な
んだけど、初心者はあんまり見たことはないと思う。

このタキベラ属の仲間には幼魚、雄、雌

がまったく異なる体色しているのが多く、
本種もその部類に入り、

なんで大きくなったら、そんなになっちゃうの?
というくらい変化する。

つまり、
幼魚のステージである短い期間しか、この体色は見れない。
ちょいとだけ深い水深にいることが多い。

などの理由で初心者はあまり見たことがない、というのが理由。

みたことないけど、なんとなくお馴染みのさかな。

やっぱり、この覚えやすい体色が本などで
見て印象に残る個性的な種です。

2008-12-13

コトヒキ

地味なんだけど、この模様の入り方がなんとも美しい。
まさに芸術の域まで達してるともいえる流曲線美。

なので、一部のアクアリストなどには人気があるらしい。

なのに、ダイバーにはあまり人気がない。

この差はなんなのだろう?

ダイバーの場合、
パッと見、地味なのはあまり見向きもされない傾向が強い。
そして、いい方は変だけど、さかなっぽいさかなより
(つまり、小さなころから食卓にでてくるような形)

そうでない違った形の方が人気が高くなる。
そして逃げないやつ。

アクアリストの場合はもともと、観察距離も近いし、

逃げないから、(岩場にかくれるなどはあるけど)
基本的な観察する観点が違うのかもしれない。

ダイバーももうちょっと視点を変えてみてもいい部分もあると思う。

『美しい』というものに個人差はあるけど、
美しいものは美しいのだ。

まぁ、このさかな、波さえなければ必ず見ることはできるけど、

ダイビング終了時に、もう顔を上げようとする浅瀬に群れてるので、
あまり、目にかけられてないこともあるんでしょう。

そんなところにも沢山の命がありますよ。

2008-12-12

リュウグウモエビ

とても美しいエビ。
名前も美しい。

で、竜宮ってなんだろう?
以下、広辞苑より


【竜宮】
深海の底にあって竜神の住むという宮殿。
浦島太郎の説話で名高い。うみのみやこ。たつの都。たつの宮。たつのみやい。

ふーん、竜神の住む宮殿だったんですね。
浦島太郎には竜神はでてこなかったので知りませんでした。

まぁ、とにかくリュウグウといえば、
華やかで美しく煌びやかなイメージ。

まさに、ピッタリ!!
是非、その目でお確かめ下さい。

2008-12-09

ラクダハコフグ

ブーンブーンと荒れ果てた荒野を低空飛行をしてる
最新鋭の戦闘機。

バックもできます!!

このような自然界の動物からヒントを得て、
造られたりするのだろうか?

飛行感をだしたくて真正面から影付きで撮ったので、
見え難いですが、
背中に大きなアンテナのようなでっぱりがあります。

これが名前の由来。

2つコブを持ったハコフグもいるのですが、

それは残念ながらフタコブラクダハコフグとは呼ばない。

とっても奇妙な生き物ですね。

2008-12-08

ミナミフエダイ

このミナミフエダイというさかな、
波の穏やかなときにしか行けないトランバンの常連さん。

ニセクロホシフエダイとどこが違うの????
ってくらい、同じに見えます。

そもそも、ミナミとニセクロホシの違いを魚類検索図鑑で調べてみると、

側線より上方の鱗列は側線とほぼ平行にに走る→ミナミフエダイ
側線より上方の鱗列はすべて斜め上後方へ向かう→ニセクロホシフエダイ

なんのこっちゃ????

ってより、この写真での同定は無理。
しっかり近寄って見るか、ばっちり撮らないと、
写真での同定が難しい条件です。

ニセクロホシは目の上に黒線が走っているけど、

ミナミは黒線がない。

若魚も一緒。

成魚になるとニセクロホシの黒線は消えてしまい、
同定が難しくなってくるけど、
体側の眼状斑は消えはしないけど細くなってくる。
ミナミの眼状斑は成魚になっても大きいまま。

なにが違うのか観察を続けたので間違いないと思います。

2008-12-07

バスケットスタートシュリンプ

本日も夜ネタ。

このエビ、テヅルモヅルについているのですが、

とってもかっこいいエビなのですが、これがまた撮りにくい。

ライトを当てると、テヅルモヅルが

グニュグニュ~って縮まってしまうし、
だからといってライトなしだと、もちろん見えない。

テヅルモヅル自体は夜になると何十と出て、
大きく広げてるので、それはあたり一面、幻想的な世界。
しっかし、こんなにいっぱい、昼間
はどの岩の奥に隠れているのやら。

で、当然エビを探すのにもライトは必要。
見つかったら、ゲストに教えるのにライトは必要。
写真を撮るのにライトは必要。


と、ライト3連発の間にグニュグニュ~。。。
なんてこともザラ。

見るだけで一苦労なエビ。

ライトの明かりを絞ってれば、
(最近ほとんど見かけなくなった、東芝の小さな水中ライト
クリプトン球でちょっと暗くなったくらいの明るさ)
でなんとかいけます。

但し、それでも見つけたら観察しないですぐ
フォーカス合わせて撮る!撮る!!撮る!!!
とパッパッっとやれば3回くらいはシャッターが切れるでしょう。

ということで、夜潜りでしかみることのできない生物でした。

2008-12-06

トマリヒイロテンジクダイ

夜潜りの魅力というのはいくらでもありますが、

その最大の一つは、
『夜潜りしないと見る事のできない生物がいる』
という極めて簡単な理由が最大の理由でしょう。

夜潜りをするしない、
というのはその人の勝手であり強要するつもりなないのですが、
なんで夜潜りしないんだろう?
魚好きの人間として同じダイバーとして一つ損してるな、
とまで思ってしまいます。

だって、昼では絶対に見る事のできないものに出会えるんだから。

実は僕はバリに来る前まで、夜潜りってあまり好きではなった。
暗いし、寒いし、魚少ないし、
昼と比べて、面白くない、というのが本心だった。


まぁ、それならわざわざ夜潜りしないで、
ビールでも飲んでたほうがいいでしょう。
これ正論。

でも、この考え方、バリに来て変わりました。
ホント、面白い!面白すぎる!!ってほど面白い!!

もし、以前の僕と同じ理由で夜潜り反対派の方で
バリで夜潜りした事のない方。

是非、一度でいいからやってみてください。
きっと価値観が変わります。

2008-12-04

ツノカサゴ

ツノカサゴみたいなパッと見はゴミのような生物は
最近、たまにしか、みかけないなあ。
なんて思うこともあるのだけど、
夜潜りをするとほぼ100%の確率で見たりする。

別に夜にしか見れない生物なわけではないので、
あきらかに昼には見つけられていないのである。

夜潜りというのはライトの視野でしかものが見えないから、
昼間より確実にマクロの生物捜索がやりやすい。

昼にライトを持って潜ればいい、ということじゃない。

歳とともに、小さい生物や擬態する生物が見つけ難くなってくる。
または、手抜きなのか。。。
そんなことは絶対にない。

と思って、こいつ1本勝負だ!!的
眼力の使い方をすると、
わりとあっというまに見つかったりもする。

やっぱ、手抜き????

そういえば、最近5mm以下の小さなウミウシもあんまり見つけていないような。

頑張りまーす!!

2008-12-03

ハナダイギンポ

その名の通りハナダイのようなギンポ。

その名の通りハナダイと一緒に泳ぎまわる。
でもギンポだから危険が近づく
と、パッっと、
穴に入って、顔だけだしてキョロキョロと様子をうかがう。

これほど、分かりやすい名前のつけ方も
さっぱりしててきもちいい。

ハナダイギンポが異常に群れているところに
1匹だけキンギョハナダイがいたら、
そして、そんなところをはじめにみつけていたら、

キンギョハナダイは
ギンポハナダイって名前になったのかなぁ?
そんな現場はないだろうから、そんあことはないだろうが。。。

こいういう分かりやすい名前は覚えやすくっていいですね。

2008-12-01

オスジクロハギ

毎年、この時期になると産卵のために群れをつくる種。

群れというのは見ていて気分爽快になる。
たとえ、地味なやつでも。。。

まぁ、群れをなす、中型魚~大型魚
というものはたいてい地味なんだけど、
「ここまで地味だとなぁ~。」
とあまり相手にされてない。

なんでだろうなあ?

個人的には
見渡せる透明度。

透き通る水。
光さしこむ浅い水深。

こんなところに群れがとおりがかるなら、
何時間でも見ていて飽きない。

結構、いい感じですよ。