2009-03-30

セイタカヒイラギ

他のポイントではみることはないが、
PJにはそこかしこにいる種。

昼間は波打ち際に群れているが、
夜になると、バラバラに行動しています。

オレンジ色に輝くヒレが目立ち、
独特の個性があり、とても目をひくのですが、
なかなか、一般ダイバーには素通りされたりして、
カワイそうな種。

でも、こいつの一番の特徴は
発光器がついていて光るってことです。

光っているときなら、みんなに相手にされるんだろう。

2009-03-27

次世代ガイドの写真展


さて、今年もやってまいりました!!
ダイビングフェスティバル2009

今日27日28日29日の3日間
(27日は業者日)

会場は東京ビックサイト西3ホール

の会場内で次世代ガイドの写真展を行います。
今年も展示させていただきます。

ガイドという職業意識を強く持ち、

常にプロレベルの向上心を持つ続けるプロ集団
ガイド会』所属の
国内外の現地ガイド19名が
ガイドという立場から海を感じる写真。
現地に根付いたガイドだからこそ撮る写真。
ガイドというものにこだわった写真。
プロ水中カメラマンでもハイアマチュアでも
一般ダイバーでもないガイドからの視線による
『俺海』写真、魅せます!!

是非、会場に足をお運びください。

僕の方は今年は会場にはいませんが、
ブース内、会場内にたくさんのガイド会のガイドがいますので、
お気軽に声をかけてください。面白い海の話が沢山聞けますよ。

写真展参加者は以下です。


秋野大(パラオ)
大村健(タイ)
小川理志(ニューカレドニア)
堅田純平(久米島)
金沢充啓(奄美大島)
佐々木要(西表島)
佐藤長明(志津川)
鈴木康裕(大瀬崎)
高野肇(沖縄島・本部)
田中幸太郎(八丈島)
中野誠志(安良里)

津波古健(沖縄島・中部地区)
西村直樹(柏島)
番田武六(慶良間諸島)
細谷洋貴(フィリピン)
南俊夫(小笠原諸島)
八木克憲(川奈)
矢内大介(サイパン)
山田道彦(インドネシア)
 (アイウエオ順)


上のポスター写真?
俺いないじゃん。。。

あっ、いた!!(苦笑)

2009-03-25

ニュピ

明日はニュピという日です。

バリフリーカーなら知っていると思いますが、
詳しい説明はさきますが、簡単に言って、
外出禁止の日です。

1日中、家で火も使わず、電気も使わず、食わず、
じっとしてないさい!という日です。

で、本来ならニュピの前夜にあたる今夜、
オゴオゴという、山車のようなものがバリ中を練り歩く
祭り事があるのですが、

今年は4月に総選挙が控えており、
そのバリの多くの人々が参加するオゴオゴで
支持する政党のグループ同士で
揉め事があってはならないと、いうことで
オゴオゴは中止です。

ニュピの日は飛行機さえも飛ばなくなるほどの
力がある宗教が色濃く根付いているバリヒンドゥー教。

政治の為にバリ人のもっとも大切な宗教行事
を無くしてしまうのはとても残念なことです。

だって、関係ない人間が見てもオゴオゴはとても面白い。
僕も毎年オゴオゴを楽しみにしている一人なのに。

と、いうわけで僕の今年のニュピは島を脱出しまーす!!

2009-03-22

ペガススベニハゼ

ここ数年で怒涛の勢いで標準和名がついてきてる
ベニハゼの仲間達。

本種もまだ名前ができて1年ほどしかたっていません。
まぁ、この種の場合は英名はあったのでさほど困りませんでしたが、

いままでが、

「ここには、こんなんとこんなんとこんなんなんかな、
ベニハゼの仲間がいるんですけど、
これもそれも、どれも名前はありません。。。」
てな感じでしたが、

こーやって、名前が付いてくれると、
説明するほうもやりやすいし、
見るほうも覚えられるし、久しみがわくので、
感情を込めてじっくり見てもらえてるような気がします。

それでも、まだまだ、名前のついていないものは

数多く存在しているわけで、
未来への期待感というのは無限に高まります。

その未知の部分が多い、未来への期待が多い
というのも海洋生物の魅力のひとつでしょう。

ちなみに
“ペガスス”なのか“ペガサス”
なのかって話になると、

ラテン語Pegasus(ペガスス)の英語読みが(ペガサス)
になるので、どちらでもよさそうなのですが、
学会のサイトなどではペガススとなっているので、

読むときはペガサス

書く時はペガスス
って感じでしょうか?

2009-03-18

ガルンガン

バリ島では西暦の他に
ウク暦というのとサカ暦という暦があります。

で、今日はそのウク暦の方のもっとも大きなお祭り。

ウク暦とは210日を1年としており、
(1週間7日×5週間=1ヶ月/1ヵ月×6ヶ月=210日/210日=1年)
なにを基準にしてこのような珍しい暦がつくられたかというと、

僕は知りません、あしからず。。。。

で、今日は何をするかというと、お盆にあたります。

昨日はプナハパハン ガルンガンといいガルンガンの準備日にあたり

今日はハリラヤ ガルンガンという神々と先祖の霊を迎え入る迎え盆にあたる日
明日はマニス ガルンガンといいガルンガンを祝う日

で、28日が送り盆にあたるクニンガンという神々と先祖の霊を天界に送り出す日。

で、ただでさえお祭りだらけになってしまうバリ島なのに、
今年はもう一つの暦、サカ暦の一番大きなお祭りの“ニュピ”
がガルンガンとクニンガンの間の26日にあったりします。


このニュピはサカ暦の新年にあたります。

ちなみにサカ暦は太陰暦なので360日を1年としますが、
月齢で日が決まるので355日くらいが1年となります。

そう、まさに今年は盆と正月が一緒にきてしまった!!
バリ人にとって、むっちゃ忙しい時。

今年はニュピ前のオゴオゴというのが禁止になってしまいましたので、
(選挙があるため)その分やること少なくなってしまったけど、

この祭りの時のバリを包み込む特有の空気、
異教徒の僕でも大好きです。

2009-03-07

イエローコンビクトゴビー

イレズミハゼの仲間のそのほとんどは、
岩などの隙間の奥まったところに隠れているので、

そうたやすく全身を出す事は少ない。

そこにいることは分かっていても、
出ていたり、出ていなかったりと、
運にまかせなければならない時も多い。

個体数は決して少なくないのだが、
見る機会はそう多くはないので、
見ると、つい嬉しくなってしまう仲間です。

その中でも一際目立つこの種は
全身出ていることが多く、
おまけにこの仲間には珍しく、

大胆で逃げない(引っ込んでもすぐ出てくる)
からとてもありがたく観察できるありがたい種です。

2009-03-06

ヘラヤガラ

当たり前にいたるところにいる生物。
あまりに当たり前すぎていることすら認識されない生物。

当たり前なものを当たり前に見ないのはもったいないことだったりします。

当たり前なものが凄く美しく見える時。
それはキレイなバックの環境にいたり、
光に反射されて輝いていたり、
なにかの生態行動の瞬間であったり、
そんな時。

あえて、スレート等になにも書かないで指だけを指してみる。

そんな時、
「????」

って顔をするゲスト。
「あれのことぉ????」
って首をひねりながら、指を指し返すゲスト。
またはまったく無視するゲスト。

珍しいものやリクエストされたもの、
誰がみても一目見てキレイだと思うだろうな的ものを

見て嬉しいのは当然のこと。

時には
その瞬間に目を輝かせて
「うん!うん!!」
ってうなずくゲスト。

ガイドとゲストが一体感を感じる瞬間。

2009-03-05

マルタマオウギガニ

普段はウミトサカ類に住んでいて、
それはそれでとても写真映えのするカニなのですが、
なんせ撮りにくいことが多い。

というか宿主に穴を掘ってそこで暮らしているので、
撮りにくいどころか見つけ難い。

それが夜間になると、ウミトサカに出ていたり、

その宿主から離れ遠征することもしばしば見かける事も出来る。

そうなると、チャンス到来!!

小さな体で逃げる逃げる!!

その姿がとってもカワイイ。

夜でしか見る事の出来ない生物ではないですが、
そんな姿は夜でしか見れない生物です。

2009-03-01

アカメハゼ

1年中いるといえばいるんだけど、
年によってその数の違いが著しい種。

なにげに、
「そーいえば、いるかなあ?」
程度に探そうとすると、
「あれっ?いないや。。。」
なんてこともしばしばの困り者。

いる時はたくさんいる、
いると思ってたら、いなくなってる、
いないと思ってたら、ひょっこりいる。

そんな毎年年の環境によって
とても大きく左右する、面白い種です。
(あくまでもトランバンの話でバリ全体なら必ずいますが。)