2008-01-31

モトギス

皆さん、よくご存知のさかなです。
名前はよく知ってても、
写真を見て分かる人も少ないかもしれませんね。

ダイバーでもあまり分からないのではないでしょうか?

多分、釣り人ならよくご存知でしょう。

そう、釣って楽しい、食べて美味しい、キスです。

でも実はよく、皆さんが食してる江戸前の
『シロギス』
とは種が違います。

とてもよく似てるんですけどね。

こんなのが当たり前に見れるダイビングスポット
というのも、あまりないと思います。

食べたことはありませんが、きっと美味しいんでしょうね。

あ~、キスの天ぷら食いてぇなぁ~

2008-01-29

イソゴンベ

ん?
見なれぬハタだ。

いやいや
でっかい、ギンポだなぁ。

これを初めて見た人の意見はさまざま。

答えはゴンベの仲間です。

よく見れば、まぁ、どう見てもゴンベではあるのですが、

こいつのサイズは20cmくらいでゴンベにしては、でかい。
そしてカラフルなゴンベが多い中、地味。

おまけに波のよくかかる、岩礁などの浅場にいることが多い。
という条件なので、あまり近づいての観察も容易ではない。

などで、パッとみ間違えちゃうんでしょう。

バリ島でも、やっぱりそんな環境にいるのですが、

ここは例外で10m強という水深で、やたらといっぱいいる。
だからじっくり見れるんですよね。

こいういう地味だけど、存在感のあるやつ、
個人的に好きなんですよ!!

2008-01-25

ゴールデンタイルフィッシュ

比較的深い水深に多いサンゴアマダイの仲間達。

バリでは12mにアオマスクがいたりもするけど、
やっぱり、それは例外的な個体で
基本は30m以深。

この種は水深20mほどからいる種なのですが、
いかんせん、このポイント以外で見たことがないので
この水深が浅いのか普通なのかも分からないです。

もう、長いこと、こいつを追いかけて観察しているのですが、
分からない事だらけです。

まず、基本的に透明度劣悪な環境にいるので、
「あっ、いた!!」
と思ったら、引っ込まれてしまうことしばしば。

いっぱいいると思ってたら、
突然、まったくいなくなることもかずかず。

で、ここのところ、しばらく見ていなかったですが、
久々にいました!!

この仲間はとても愛嬌のある顔でカワイイんですけど、
写真で撮っても、いつも変わりばえのない写真ばっかで、
なかなか難しいです。

どう撮ればいいか閃きがでないんですよね。
僕の場合。。。

2008-01-23

ホワイトダムゼル

このホワイトダムゼルは
ムンジャガンでは一般種です。

だけど、ひとたび他のポイントにいくと、
全くいないわけではありませんが、ほとんどいません。

ただでさえ、魚種の多いムンジャガン。

バリ島内の他地域ではあまりいないんだけど、
ここでは一般種。

ムンジャガンってのは、そんな魅力があります。

すぐ隣にはバリ海峡があり、
そこから流れてくるさかなたちも、
丁度ムンジャガンのサンゴ礁にたどりつきやすい地形になっています。

流れてきたさかなを離さず、とってもいい環境で育む。
そんないい海です。

2008-01-22

オキスズメダイ

バリ島では、オキスズメダイは1年中産卵していますが、
特に今時期となると、10メートル四方ていどの面積に

10個体はこのように貝殻の表面に産んでは守り、
守っては誘い、誘っては産んで。。。

と雄雌いりまじり頑張っています。

体色変化の激しい本種は
このように青っぽく、なってると思ったら、
次の瞬間は白い横帯を出す婚姻色になったかと思うと、
薄黄色になって、普通に泳いでいたりと、
忙しくあわただしいスズメダイだったりします。

この時期を過ぎても、卵は産みつけているのですが、
今は卵を守る姿、卵を産みつけている姿、
キレイな貝の卵など、
撮りやすい個体が選べますので、今時期がお薦めです!!


2008-01-21

カスリヘビギンポ

コンパクトデジカメを使い始めてから、
およそ1年経った。

コンデジだから不向きな被写体や環境。
逆に
コンデジだからこそ撮りやすいもの。

やっと、
その時々に瞬時にどうすれば、その状態の中で

ベストな写真が撮れるかが分かってきました。

と、思ってたんですが。。。

写真の被写体。
よく見なければ分かるりませんが、
口の奥のほうに獲物がいるんです。

実は捕食の瞬間も見てるんです。

いきなり、バッ!!っと動いたかと思ったら、
口から半分ハゼが飛び出てる。

これはシャッターチャンス!!

と思ったが矢先、
頭の脳裏に

「今、クローズアップレンズがついてるから、
近寄りすぎて逃げちられたら元も子もない。
それにピンも素早く合わないだろうから、
ここはクローズアップレンズは外そう!」

なんて、カチャカチャ慌てて外してるときに
半分のハゼが4分の1まで飲まれてる。

「えーい、チャンス一瞬しかないんじゃ!
逃げられたらそれはその時
だ」

と、また半分まで外したレンズをそのまま向けて
撮ったのが、これ。

全部、飲まれちゃったじゃん。。。

心の迷いが負因です。
まだまだ使いこなしてないです。

2008-01-20

ブルーリングオクトパス

PJでタコといったら、
ミミックオクトパスやメジロダコ。

でもでも、上の2種ほどの数ではないですが、
こいつも、結構いるんです。

色の変化が激しく
なかなか、

「今、この時の色!」
という、理想通りのの写真が撮れない。

体色が限りなく白に近く、

眩いばかりのブルーのリング。
おまけに、シューっと細長く、泳いでる姿が
個人的には一番好きです。
ほんと美しいです!!


まぁ、1人では無理でしょう。

普段は小さなメジロダコのようにも見えますので、
間違っても、手の上に乗せたり、つついたりしないように。
(本物のメジロダコだとしても、駄目ですが)

2008-01-18

カエルアンコウ

泥地のポイント通称LLでのできごと。

1っぴきのカエルアンコウが

てくてく、歩いているので観察していたら、

大きな穴に顔を突っ込んで、身動きしなくなってしまった。

?ん??なんだ???

そのまま見ていたら、一歩ひいて、

ブンブンとエスカを振りまわしているではありませんか!!

っていうか、そんな巨体、普段穴の前にないし、

バレバレって感じなんですが。。。
その前に顔突っ込んでるし。

穴を覗いてみましたが、
なにも見えなかったです。

さかなにしか見えない、なにかがきっといたのでしょう。
その後、ごちそうにありつけたのかな?

2008-01-17

ゼンネンダイ

PJで毎年かかさず、登場してくれる
季節モノの一つがこいつ。

毎年楽しみにまっています。

何を楽しみにかっていうと、
"個体数"

一つのアオオニガゼ(ウニの名前)に

何個体つくかが楽しみなんです。

そりゃ、多ければ多いほど嬉しいんですけど、
バリでみるのって、基本的には2,3匹がほとんどで、
何10匹とついてるのは稀です。

で、今年は。。。

いたるところにいるのですが、
全部1匹。。。

もっと、まとまればよいのに。

2008-01-16

アイバーコーラルゴビー

バリ島内、トランバンやパダンバイなど各地でみることができますが、
その個体数は断然PJが多い。

PJだと普通にいるけど、
実はこの種は今のところ、
バリ島からしか報告のない、
とってもバリらしいさかなです。

体色もそのほとんどは白だが、
黒やこの黄色なんてのもいます。

今までこの黄色は見たことがなかったですが、
ここのところ、黄色ばっかりだったりもします。
この現象はなんなんでしょうか?

謎ですね。

2008-01-15

ホソスジマンジュウイシモチ

マングローブのキコンの中には
沢山の生物であふれかえっています。

でも、潮を選ばないと、そこには行けないし、
行っても濁りでほとんど見えなかったりと、
色々ないい条件が必要になってきます。

水自体はいいんだけど、
風邪やうねりで、あれていると
(あれるといってもマングローブなのでざっぱんざっぱんではありません)
こんな風に白濁りがおきます。

ワイドで撮れるような透明度ではありませんが、
ちょっと、幻像世界みたい

2008-01-14

ヘルメットクラブ

夜潜りすると、昼間は砂に潜っている、
甲殻類がワンサカと出てきます。

PJの夜潜りは、
生物的には過去のシークレットベイに似たりしますが、
他のポイントではあまりみかけない甲殻類が目白押しです。

そんな生物の一つがこいつ!

子どもの時、両手を合わせて、
人差し指をつきだして、
「カンチョ~!かんちょ~!!」とか、
いったいなんのためだか、
他人様の肛門様めがけてやりましたね。

今の子どももやってるのかなあ?

いつも水中で出会うと、そんなことをおもいだしてしまうカニです。

2008-01-13

ミスターヒロベ

本日はダイバーに超人気番組、
『海からのメッセージ』
の撮影!!

昨夜の打ち合わせ中に急遽変更が出て、
パダンバイへGO!!

どんな風になるのでしょうか????

写真は撮影中の
水中探検家・広部俊明さん。

『海からのメッセージ』は、
日本・世界の海を舞台に活躍する海に関わる人々を主役に、
ダイビングを通して海や陸のすばらしさをドキュメンタリーでお届けしています。

2008-01-12

ペインテッドスティンガー

PJではここのところ、見ていなかった生物で
PJリサーチを始めた頃にわりと普通に見られた生物が
よくお目見えしえいます。

なぜ、ここ数年みかけなかったのか?
ただたんに、みつけられなかっただけなのか?

それは
月日のサイクルなのか、
水温や雨などの影響で条件がそろう年にでてくるものなのか、
はたまた、まったくの偶然のしろものか?
昔のデータをひっくりだしながら考えています。

まだ、膨大とはいえないデータ量しかありませんが、


きっと、その小さな積み重ねにとても重要なヒントが
必ず隠れているものです。

このさかなもその一つ。
今、確実にみることのできる、とても愛嬌のあるカワイイさかなです。


2008-01-11

おめでとうございます!

新年のご挨拶には随分と遅くなりましたが、
あけましておめでとうございます!


今年の年末年始は雨が多く、雨、雨、雨。
「雨季といっても昼はそんなに降らないし、
朝、夜のスコールだけで、1日中降ることはほとんどないよ!」
って言っちゃったなぁ、
なんて気まずい思い。

潜ってみても、
「ん?みょーにマスクがくもるなぁ?」なんて、
水を入れてゆすいだりするのにくもりはとれず、
「あ、このくもりは、くもりじゃなくて水の濁りなのね」
なんて程の透明度の悪さ。

特にムンジャガンは僕の経験上、過去最高のにごり具合だったです。

まぁ、そんな悪コンディションでもカバーしてくれるのが、
バリの豊富な魚達です。

さかなが逃げないで見えるだけの透明度さえあれば、
いくらでも楽しめる湧いたように生物がでてくるバリの海。
楽しい正月でした!!

今年も毎日更新はできないですが、
最新の話題と写真でバリの生物達を紹介していきますので、
どうぞ、よろしくおねがいします!!

今現在は嘘のように
快晴!波なし!透明度よし!だったりしています。。。