2008-12-24

メリークリスマス

メリークリスマス!!

今年もダイブスはダイビング事故もなく、
無事に新年を迎えられそうです。

まだ年末ラッシュははじまっていませんが、
この年末、気を緩めず安全ダイブで

無事に新年を迎えます。

本ブログも年間で119回アップできました。
119回ということは119種の生物を紹介したわけで
(実際には生物以外もあるのでもっと少ないですが)
まだまだ紹介したい生物で溢れかえっています。


実情ムラはありますが、平均すると3日に1回と、
ブロガーとしては少ないですが、
自分なりにはまずまずのペースと思っています。

来年は本ブログの写真の完成度にも
きちんとこだわってみようかな、と考えています。

ということで、来年もダイブスをよろしくおねがいします。

ありがとうございました。そして、これからも!!

2008-12-22

クロソラスズメダイ

このポイントに入るときは、
そのほとんどの人が見ているのだろうが、
そのほとんどの人に無視されている種。

一部のマニアックダイバーには、
絶大なる支持と研究対象になっています。

なわばり内に餌場となる藻園を造り

いわゆる栽培農業を営む魚としても有名です。

すごいことですね。

その、一生懸命に精魂込めて栽培した藻は

どんな味なのだろう?

ちょっとご馳走になってみた。

しょっぱい。。。

2008-12-21

ウイゴンベ

トランバンを潜ると、
よく、ちょろちょろと動き回って目立つ存在。

ゴンベには珍しく、
潮がかかっていると中層も泳ぎ捕食する姿も見られる。

分布は広く、伊豆半島から熱帯域までみられるらしいが、
なぜか僕はバリに来てはじめて見た種で、

はじめて見たときは
「なんだ?あのハナダイは?」
などと思ったのを覚えている。

今ならはじめて見ようが
ゴンベの仲間とハナダイの仲間を

間違えるようなことないと思うけど、
ハナダイでもハナゴンベと呼ばれちゃうのもいるのだから、

なんとなく、似てる部分も多くあるのでしょう。

でも、なんで
“ゴンベ”
なんでしょうか?

はじめてゴンベ科のさかなの名前つけるときに

ん、これらは名前がないのか?
じゃ、ゴンベエだ!!
って感じかな?

注:)昔はゴンベでなくゴンベエだったそうです。

2008-12-20

新魚発見

ここ数ヶ月、カメラを持ってきちんと撮影していないので、
これはクサってしまうと、久々の撮影。

なんだけど。。。

ふと、覗いたカイメンの奥の奥に謎の生物発見~!!

久々の撮影だからか、
ターゲットライトの電池の充電を忘れていて、
ライトなしなので、よく、見えない。
よくってより全然見えない。

なんだろう??
目があるぞ、口があるぞ!!
こっち向いてるぞぉ~!!

新発見のジョーフィッシュかぁ?
それとも未記載のハゼかぁ??

とにかく見えない。。。

こんなときはコンデジと、
コンデジが入るギリギリ一杯にカイメンの中までカメラを突っ込みパシャリ。
液晶を見ても、浅くて明るくて液晶も見えない。
だから、結局何かもわからない。

ええい、未知の生物を前にして、分かるも分からんもない。

どのみちワカランのである。。。

と、全然暗くって、ピンがわからないから、
ストロボ光が入るくらい離れ、置きピンにして微妙に距離を変えながら、
これならどれかにばっちりピントがくると、
37枚全てに費やしてしまった。
(いまだにフィルムカメラ使ってます)

で、あがって急いでコンデジの方の画像チェック!!

石ですか???ゴミですかあ~????

せっかく、久々の撮影で闘士を燃やしてたのに。。。

2008-12-19

サドルドプラウンゴビー

このハゼ、なかなか寄らせてくれない。
ウネリがうねうねするような浅場にいる。
個体数も決して多くはない。

ということで、あまり写真でも紹介されることの少ない種です。

見かける→すぐさまひっこむ→待つ→でてこない。

あきらめる。

見かける→教える→波に体を持っていかれる→ひっこむ

あきらめる

みない→探す→みつからない

あきらめる

探す→見つける→上
に戻る

こんな感じのニクイ奴

2008-12-18

ルリメイシガキスズメダイ

この時期のヌサペニダというのはとてもよい。

波は立ちやすい時期でもあるが、
もうちょっと後だと、もっとたちやすくなるし、
どの道、通年たちやすいといえばたちやすいともいえなくない海だし。

ということで周りくどいいい方だが、ゲロゲロほどの大波はなし!

水温あったか!!

透明度もよろしい!!!

で、なによりもすいている。!!!!

マンボウシーズンのげんなりするような

ヌサペニダではないのである。
の、いいことずくめ。

こんな時はバリの他のポイントではあまりみることのできない、
でも、ここにはいっぱいいる、ものをじっくり見るのがいいですね。

名前のように惚れ惚れするような、
鮮やかな目がひときわ引き立ちます。

2008-12-17

マルコブカラッパ

砂底のポイントで潜っていると、
遠目に
サッサッサッ~!!
と、走る物体を目にする。

視界の端でなんか、動いたよなぁ~。。。
って思うから、視線を会わせると、
たいてい、カラッパの仲間であることが多い。

で、近づくと、ジッと止まっている。
で、もっと近づくと、それでもジッとしている。

で、触れるくらい近づくと、バフッッバフッッって砂に潜る。

いや、そこで潜って隠れても、完璧におみとおしなんですけど。。。

なんて、逃げるのが下手ま奴なんだろう、っていつも思う。

それが、こいつのかわいらしさでもあるのですけどね。

まず、視線に入っていないときは動かない。

バレたと思ったら、こっちが近づいた時におもいっきり逃げる。
もっと、遠くの時に砂に潜る。

これをマスターしたら、これだけ目立つ存在でも、
こいつを見つけだすのは至難の業だろう。

2008-12-16

オニテングハギ

大きい!群れる!!個性的!!!

人気が出る要因は抜群にもっているのに、
何故だか、人気がいまいちな種。

はじめて見たのはバリではなかったが、
個人的には大興奮した覚えがある。

なぜに、そのツノは???
闘牛のようにそのツノでエサを捕らえるわけでもあるまいに、
ましてや、レーダーが出るわけでもない。

男らしさの象徴のようなさかな!!

テングハギ属の仲間はツノがあろうがなかろうが、
英名でユニコーンフィッシュと呼ばれています。

テングにしてもユニコーンにしても、その個性が光りますね。

2008-12-14

キツネベラ

派手で覚えやすい色合いからか、
雑誌やおさかなガイドブック的なものにもよく紹介されているアイドル種なので、
ダイバー初心者の時から、なんとなく頭の中では
お馴染みの種な
んだけど、初心者はあんまり見たことはないと思う。

このタキベラ属の仲間には幼魚、雄、雌

がまったく異なる体色しているのが多く、
本種もその部類に入り、

なんで大きくなったら、そんなになっちゃうの?
というくらい変化する。

つまり、
幼魚のステージである短い期間しか、この体色は見れない。
ちょいとだけ深い水深にいることが多い。

などの理由で初心者はあまり見たことがない、というのが理由。

みたことないけど、なんとなくお馴染みのさかな。

やっぱり、この覚えやすい体色が本などで
見て印象に残る個性的な種です。

2008-12-13

コトヒキ

地味なんだけど、この模様の入り方がなんとも美しい。
まさに芸術の域まで達してるともいえる流曲線美。

なので、一部のアクアリストなどには人気があるらしい。

なのに、ダイバーにはあまり人気がない。

この差はなんなのだろう?

ダイバーの場合、
パッと見、地味なのはあまり見向きもされない傾向が強い。
そして、いい方は変だけど、さかなっぽいさかなより
(つまり、小さなころから食卓にでてくるような形)

そうでない違った形の方が人気が高くなる。
そして逃げないやつ。

アクアリストの場合はもともと、観察距離も近いし、

逃げないから、(岩場にかくれるなどはあるけど)
基本的な観察する観点が違うのかもしれない。

ダイバーももうちょっと視点を変えてみてもいい部分もあると思う。

『美しい』というものに個人差はあるけど、
美しいものは美しいのだ。

まぁ、このさかな、波さえなければ必ず見ることはできるけど、

ダイビング終了時に、もう顔を上げようとする浅瀬に群れてるので、
あまり、目にかけられてないこともあるんでしょう。

そんなところにも沢山の命がありますよ。

2008-12-12

リュウグウモエビ

とても美しいエビ。
名前も美しい。

で、竜宮ってなんだろう?
以下、広辞苑より


【竜宮】
深海の底にあって竜神の住むという宮殿。
浦島太郎の説話で名高い。うみのみやこ。たつの都。たつの宮。たつのみやい。

ふーん、竜神の住む宮殿だったんですね。
浦島太郎には竜神はでてこなかったので知りませんでした。

まぁ、とにかくリュウグウといえば、
華やかで美しく煌びやかなイメージ。

まさに、ピッタリ!!
是非、その目でお確かめ下さい。

2008-12-09

ラクダハコフグ

ブーンブーンと荒れ果てた荒野を低空飛行をしてる
最新鋭の戦闘機。

バックもできます!!

このような自然界の動物からヒントを得て、
造られたりするのだろうか?

飛行感をだしたくて真正面から影付きで撮ったので、
見え難いですが、
背中に大きなアンテナのようなでっぱりがあります。

これが名前の由来。

2つコブを持ったハコフグもいるのですが、

それは残念ながらフタコブラクダハコフグとは呼ばない。

とっても奇妙な生き物ですね。

2008-12-08

ミナミフエダイ

このミナミフエダイというさかな、
波の穏やかなときにしか行けないトランバンの常連さん。

ニセクロホシフエダイとどこが違うの????
ってくらい、同じに見えます。

そもそも、ミナミとニセクロホシの違いを魚類検索図鑑で調べてみると、

側線より上方の鱗列は側線とほぼ平行にに走る→ミナミフエダイ
側線より上方の鱗列はすべて斜め上後方へ向かう→ニセクロホシフエダイ

なんのこっちゃ????

ってより、この写真での同定は無理。
しっかり近寄って見るか、ばっちり撮らないと、
写真での同定が難しい条件です。

ニセクロホシは目の上に黒線が走っているけど、

ミナミは黒線がない。

若魚も一緒。

成魚になるとニセクロホシの黒線は消えてしまい、
同定が難しくなってくるけど、
体側の眼状斑は消えはしないけど細くなってくる。
ミナミの眼状斑は成魚になっても大きいまま。

なにが違うのか観察を続けたので間違いないと思います。

2008-12-07

バスケットスタートシュリンプ

本日も夜ネタ。

このエビ、テヅルモヅルについているのですが、

とってもかっこいいエビなのですが、これがまた撮りにくい。

ライトを当てると、テヅルモヅルが

グニュグニュ~って縮まってしまうし、
だからといってライトなしだと、もちろん見えない。

テヅルモヅル自体は夜になると何十と出て、
大きく広げてるので、それはあたり一面、幻想的な世界。
しっかし、こんなにいっぱい、昼間
はどの岩の奥に隠れているのやら。

で、当然エビを探すのにもライトは必要。
見つかったら、ゲストに教えるのにライトは必要。
写真を撮るのにライトは必要。


と、ライト3連発の間にグニュグニュ~。。。
なんてこともザラ。

見るだけで一苦労なエビ。

ライトの明かりを絞ってれば、
(最近ほとんど見かけなくなった、東芝の小さな水中ライト
クリプトン球でちょっと暗くなったくらいの明るさ)
でなんとかいけます。

但し、それでも見つけたら観察しないですぐ
フォーカス合わせて撮る!撮る!!撮る!!!
とパッパッっとやれば3回くらいはシャッターが切れるでしょう。

ということで、夜潜りでしかみることのできない生物でした。

2008-12-06

トマリヒイロテンジクダイ

夜潜りの魅力というのはいくらでもありますが、

その最大の一つは、
『夜潜りしないと見る事のできない生物がいる』
という極めて簡単な理由が最大の理由でしょう。

夜潜りをするしない、
というのはその人の勝手であり強要するつもりなないのですが、
なんで夜潜りしないんだろう?
魚好きの人間として同じダイバーとして一つ損してるな、
とまで思ってしまいます。

だって、昼では絶対に見る事のできないものに出会えるんだから。

実は僕はバリに来る前まで、夜潜りってあまり好きではなった。
暗いし、寒いし、魚少ないし、
昼と比べて、面白くない、というのが本心だった。


まぁ、それならわざわざ夜潜りしないで、
ビールでも飲んでたほうがいいでしょう。
これ正論。

でも、この考え方、バリに来て変わりました。
ホント、面白い!面白すぎる!!ってほど面白い!!

もし、以前の僕と同じ理由で夜潜り反対派の方で
バリで夜潜りした事のない方。

是非、一度でいいからやってみてください。
きっと価値観が変わります。

2008-12-04

ツノカサゴ

ツノカサゴみたいなパッと見はゴミのような生物は
最近、たまにしか、みかけないなあ。
なんて思うこともあるのだけど、
夜潜りをするとほぼ100%の確率で見たりする。

別に夜にしか見れない生物なわけではないので、
あきらかに昼には見つけられていないのである。

夜潜りというのはライトの視野でしかものが見えないから、
昼間より確実にマクロの生物捜索がやりやすい。

昼にライトを持って潜ればいい、ということじゃない。

歳とともに、小さい生物や擬態する生物が見つけ難くなってくる。
または、手抜きなのか。。。
そんなことは絶対にない。

と思って、こいつ1本勝負だ!!的
眼力の使い方をすると、
わりとあっというまに見つかったりもする。

やっぱ、手抜き????

そういえば、最近5mm以下の小さなウミウシもあんまり見つけていないような。

頑張りまーす!!

2008-12-03

ハナダイギンポ

その名の通りハナダイのようなギンポ。

その名の通りハナダイと一緒に泳ぎまわる。
でもギンポだから危険が近づく
と、パッっと、
穴に入って、顔だけだしてキョロキョロと様子をうかがう。

これほど、分かりやすい名前のつけ方も
さっぱりしててきもちいい。

ハナダイギンポが異常に群れているところに
1匹だけキンギョハナダイがいたら、
そして、そんなところをはじめにみつけていたら、

キンギョハナダイは
ギンポハナダイって名前になったのかなぁ?
そんな現場はないだろうから、そんあことはないだろうが。。。

こいういう分かりやすい名前は覚えやすくっていいですね。

2008-12-01

オスジクロハギ

毎年、この時期になると産卵のために群れをつくる種。

群れというのは見ていて気分爽快になる。
たとえ、地味なやつでも。。。

まぁ、群れをなす、中型魚~大型魚
というものはたいてい地味なんだけど、
「ここまで地味だとなぁ~。」
とあまり相手にされてない。

なんでだろうなあ?

個人的には
見渡せる透明度。

透き通る水。
光さしこむ浅い水深。

こんなところに群れがとおりがかるなら、
何時間でも見ていて飽きない。

結構、いい感じですよ。

2008-11-30

ヤリカタギ

動物全般にいえることだが、
子どもはまぎれもなくカワイイ。

どっかの学者さんだか、誰だかわすれてしまったけど、
とにかく、その専門家が
子どもがカワイイのはカワイイからゆえ、
周りから守られるためにカワイくつくられた、

カワイくなかったら虐められ生きていくこtろができない。
という説。

まぁ、これは哺乳類などの親が子育てをしなければならない、
動物への研究なのだろうが、

さかなだって、こどもはカワイイのだ!!

さかなはカワイイとかカワイクないとかの感情はないでしょう。

ってその前にカワイかろうが、ミニクかろうが、
生まれた時から誰も守ってくれない、
自分で生きていくしかない逞しい生命体。


この超小さなヤリカタギ、なにを思ったのか
となりのサンゴとの間をいったり来たりをくりかえしている。

食べられちゃうよ~。
僕が見ている間は僕が守ってあげるからね!!

2008-11-27

イバラタツ

個体数は多くないが、珍しいわけでもない。
色々なポイントでみかけるが、一定しない。

まぁ、そんなわけで偶発的に出会う事が多く、
みかけると嬉しくなってしまう種でもあります。

ただ、なかなか
キレイな個体、
キレイな環境、
キレイな姿勢。
この3拍子がそろうことはない。

キレイな環境についてるけど、
体がゴミだらけ、
とか、

体に藻などはついてなく、色もいいんだけど、
ピンッって立ってない、
など。。。

「これだあ!!この場面をまっていたっ!!」
ってパーフェクトに思える
個体にいまなお遭遇したことがない。

そういうパーフェクトな場面を想像するのも楽しいものです。
いつか未来のためへのイメージトレーニング。
願えば叶う!!

2008-11-26

サバヒー

ここ数ヶ月、色々なポイントで目撃するさかな。

昔は滅多に見ることもなかったと思うんだけど、

最近、特にトランバンでは、よくグルングルンと周っています。

名前はよく分からん名前ですが、

かっこいい奴です!!

その変な名前。
名前は台湾語をそのまま和名にしたようです。

調理すると乳白色になるらしく、
英名ではミルクフィッシュと呼ばれています。

サバヒー科一属一種
いかにも俺は俺のオリジナルだぜ!!

って感じもなんかいいですね。

名前だけのニュアンスとしては

「さばひぃ~」
ってかわいい響きですね。

2008-11-17

講演会のお知らせ

三保のスーパーダイビングサービスアイアンの鉄 多加志さんが主催する
恒例の講演会のお知らせです。是非、ご参加ください!!

平成20年11月22日

「海洋環境とのかかわりに関する学習活動の成果公表」
清水テルサ 1階多目的ホール 
18:10開場 18:20開演 
入場無料会場住所 〒424-0823 静岡市清水区島崎町149-91 
TEL 0543-55-3111
21世紀に入ってから始まった三保水中生物研究会の講演会も、今回で八回目となりました。現在に至るまで当研究会は、誰にでもできる海への取組みを心掛け、その人の範疇で可能な海洋や水辺環境への配慮を提案してきました。毎年進化するテーマは、より広く海を始めとする水域の愛好者ならびに理解者を増やすためのものであります。今年は「私たちが海にできること」をテーマに、どんな事を自分たちができるのか?海について考えてみる時間を共有しましょう。
第一部は、スライドを使って当地清水周辺海域のハゼを紹介します。この海域でダイバーが観察できる種類としては最も多い魚であることから今回取り上げました。何故、他の海域では観察頻度の低いハゼが三保では観察できるのでしょうか?三保を取り巻く環境を考慮し、ハゼをデータデース化することで、見えてくる海とのかかわり合いを考えます。
第2部は、現在最も精力的に海環境を考え、積極的にその効果やそこから派生する諸問題をひも解くマルチ漁師こと畠山 重篤さんによる講演です。時には学術的で、またある時にはユーモアを伴った視点から繰り広げられるお話は、鉄が地球温暖化を防ぐという壮大なスケールに言及します。
畠山 重篤(はたけやま・しげあつ)1943年中国上海生まれ 「牡蠣の森を慕う会」代表京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授 高校卒業後、牡蠣、帆立の養殖に従事する家業のかたわら「森は海の恋人」を合い言葉に、気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山へ植樹運動を続ける森は海の恋人運動は各方面で高く評価され、1994年朝日森林文化賞をはじめ表彰多数 2004年にはイーハトーブ賞、河北文化賞を受賞した 主な著書に、「日本〈汽水〉紀行」(文藝春秋/日本エッセイスト・クラブ賞)「漁師さんの森づくり」(講談社/産経児童出版文化賞JR賞、小学館童出版文化賞)「森は海の恋人」「リアスの海辺から」(文春文庫)、「牡蠣礼参」(文春新書)、「鉄が地球温暖化を防ぐ」(文藝春秋)など
<第1部>約40分スライド講演:「生物のデータベース化」について 講演者:事務局長 鉄 多加志

<第2部>約40分ゲスト講演:森は海の恋人「鉄が地球温暖化を防ぐ」 講演者: 畠山 重篤質疑応答(10分程度)
お問い合わせ:〒424-0902 静岡市清水区折戸2丁目12-18(アイアン内)
三保水中生物研究会 担当:鉄 多加志
TEL 054(334)0988/FAX 054(334)5524/E-mail iron@if-n.ne.jp

2008-11-15

コウガイメナガガザミ

写真に撮りやすい生き物、撮りにくい生き物。
観察しやすい生き物、しにくい生き物。

その撮りにくかったり、しにくかったり、
と、その中でも個体差があったりと。

自然下の中でしか味わえない
ウォッチングの醍醐味ですね。

このカニは観察しやすく撮りにくい、

といった感じでしょうか?

ある程度の距離さえたもてば、
巣穴に逃げることはないけど、
写真に撮ろうと近づけば、パッっと逃げてします。

でもどんな性格の生き物でも、
なんでこの個体に限って????
っていうくらい近寄れちゃう時もあるんですよね。


あ~、ダイビング続けててよかったぁ!!
って思う一時。

2008-11-13

インドネシアンバラッドストライプカージナルフィッシュ

普段、あまり気にかけないような生物だったとしても、
場所が違うと、すごく気になってしまうことがある。

きっとサンゴ礁の中にこのさかながいたとしたら、
(本種はサンゴ礁にはいませんが、例えばです。)
誰の目にもサラッっと素通りされてしまうかもしれない。

仮にブリーフィングでしっかり説明したとしても、

「ふ~ん」、で終わってしまう可能性もある。

それが、一面に広がる、超ヘビーな泥地に
ポツんといたら、
「ん?むむむ?こいつ、ただものではないな?」

などと、やたらと存在感のある生物にはや変わり!!

いかに『種』を『種』として見てもらうか
(素通りされないで観察する)というのもガイドのテクニックになる。

種、環境、深度、をミックスさせて
他のポイントにいても、

これはここのポイントでこそ見てみて欲しいというのがあるんです。

2008-11-12

イソモンガラ

ブサイクでカワイイ
モンガラカワハギの仲間ですが、

中でもひときわ鮮やかな子どもがこいつでしょう。

とてもよく目立つ。
子どもなのにそんなに目だっていいの?
ってくらい、よく目立つ&よく泳ぐ。
大丈夫かなぁ、と心配してしまいます。

さて、話は変わりますが、

ダイブス、ホームページは今までは
トップページに今月の魚と題して、
一番新鮮なトピックや新発見の種を飾ってきましたが、
私自身が未だにフィルムカメラを使っていて、
フィルム購入、現像がおもいのままにできにくくなり、
旬のネタを決まった日数で撮るのが困難になってしまいました。

ですので、これからはトップページはトップページらしい
写真。
もちろん重大種をおさめることができたら、それは、もちろん。

という感じで、一般種でも普通種でも気に入った写真をなんでも載せる。
その代わりに更新頻度を増やす。(目標1週間づつ)

という趣向に変更します。

第一弾、スタートさせました。 →こちらから

ブログ同様よろしくおねがしいます。

2008-11-11

フタホシアトヒキテンジクダイ

テンジクダイの仲間の多くは、
なんとなく地味なものが多く、
暗いイメージに思われていることが多い反面、

圧倒的な個性の強さや、種類の豊富さ、
撮りやすさなどで根強い人気があります。

この個性はなかなか他にはないように思える。

例えば、こいつ。

目の下に線がある。
目の後ろに点がある。

たった、これだけの特徴が

物凄く強烈に目を惹くんですよね。

なんでだろ???


他のさかなだと、
点があったり、線があったりで見分ける種でも、
さかなマニアやさかな好き以外だと、
あんまり気が付かれないでスルーされちゃうことも多いですが、

こと、テンジクダイの仲間の場合
この小さなな特徴が限りなく大きく人を惹きつけてくれる。
(もちろん、さかな好きな人にはすぐに気が付くほど大きな特徴ではあるが)

これって、すごい個性ですね。
違いの分かるさかな。

2008-11-10

ワキグロアカフエダイ

いい海況があいかわらず続いているバリ島。
ただし北方面のポイント、あまり天気がよくない日が多いです。

北側には泥ポイントが多くあるのですが、
ただでさえ、透明度があまりよくないので、
天気が悪いと水中が暗くて、

「これは夜潜りかぁ?」
なんてこともしばしば。。。

生物は雨だろうが晴れだろうが、
わんさかと出てきてくれるので、
そこらへんは問題はありません。

これに似たヨコフエダイという種はよくみるのですが、
本種は稀とまではいわないですが、
出会うと、ちょっと嬉しくなるかっこいい奴です。

2008-11-08

スフィンクスサラサハゼ

以前は普通にいたのに今はほとんどいない。
または
以前はほとんどいなかったのに今は普通にいる。

なんてことが、
長く同じゲレンデを観察しているとよくあります。

それは環境の変化だったり、
自然そのもののサイクルであったりと。

よくもわるくも、
そのようなことはどこにでも必ずあります。

その変化を肌で感じながら潜っているわけですが、


最近、PJの部分部分の砂質が少し変わってきているなぁ?
なんて思っていたら、

いままで見れなかったこいつが、
やたらと沢山、出現しています。(全部こども)

環境の変化とそこにすみつく生物の変化の関係
っていうのは逞しくもあり、楽しいものです。

2008-11-07

ササハゼ

このさかなをバリではじめてみたのは、
もう、随分と前になるけどシークレットベイだった。

ある日、突然に現れ気が付けば去っていた。
それ以前に伊豆で見たことはあるけど、
まさか、いるとは思ってもいなかったので、

まったく初めて見るさかなかと思って、
興奮し、あがってすぐ図鑑で調べて、
ああ、ササハゼねえ。


と、ちょっとがっかり、
と同時に
熱帯地域で見れるものなの?
と興奮したものです。

見れるよ~!!
と、いともあっさり、言われた覚えがある。

でも、多くはないと思う。

その後、数度、シークレットベイではやり
突然現れ、気が付けば去っていった。

PJを調査しだした時から、
本種はPJにはいつでも見れる基本種だった。

毎回、見るけど、見るたんびに
バリで初めて見た時を思い出してしまうほど
個性的かつ渋めの風貌が目を惹きつけさせます。

2008-11-04

オウゴンニジギンポ

小さい、動く、中層、浮遊物あり。
オートフォーカス、プログラムオートのみのコンデジでは
なかなか難しい被写体。

とてもカワイかったり、これはとりあえず記録に残したい、
などと思う生物がいたら、難しい条件でも
とりあえずチャレンジしてみる。

そんな条件下では
完璧な写真を撮るのはまず不可能。

まぁ、たいがいが、「やっぱりね。。。」

なんだけど、
たまには「おう、それなりじゃん!」
って時もある。

まぁ、あくまでもそれなりは、それなりまでなんですけどね。

でも、コンデジでも一眼レフでも
そのチャレンジが使いこなす道のりなのでしょう。

レンズの選択であったり、
得手不得手であったり、
海況であったり、
で、その時の最適な被写体というのは必ずあることはあるんだけど、
結局はそれなりにしか撮れなくても、
その、それなりを理解することが重要になるのだと思う。

(ちょっと哲学チック)

つまり、まだあまり分かってないなら、
色々と果敢にチャレンジし、
その機種各々のクセなどを把握するのが大切ってこと。

2008-11-03

スターリーブレニー

普段のガイド中。

基本的にはガイド中と撮影中の気持ちは

まったく切り替えているつもりではあるが、

「うわぁ~!!撮りてぇ~!!」
と激しく思ふ時がある。

この撮りてぇ~、というのは、

もちろん、きちんと真剣に考えて撮る、
という意味で、このようにパッっと撮った写真のことではありません。

自分の感性を刺激する一場面に出逢い、

自分の個性を加えて、
一つの絵にする、
写真というのは本当に面白いものです。

どんな場面に触手が動くかは、
その人人にもよることでしょう。

撮りたいんだけど撮れない。
そんな時にめぐり合わせた時、
ガイドだから誰よりも多く素敵な場面に遭遇してるんだから、
それが一番いいじゃん!!

って自分を慰めていたりします。

2008-10-29

ギンガハゼ

ムンジャガンにはギンガハゼ畑といってもよいほど、
そこかしこに、こいつがいるポイントがあります。

そんなに寄れる個体が多いとはいえないのですが、
こう、個体数が多いと、例外的におもいっきり寄れるやつに
めぐり合ったりもします。

でも、こいつはただものではない。


クローズアップ付コンデジで最短まで寄っても
まるで逃げる気配を見せないので、
指を、ゆ~っくり近づけてみた。

ぶにゅ、っとさわれちゃった。
さすがに半分ひっこんだけど、
それでも、全身は引っ込まない。。。

凄い根性だ!!
根性はいいけど、呑気すぎて食べられないでね。

2008-10-27

イエローアイドコンブトゥースブレニー

バリ島のいたるポイントでみることのできる
とてもカワイイ一般種。

目の周りの黄色いのが特徴のこの子。

カエルウオの仲間は表情の豊かさが、
人気のひとつ。

時として笑っているように、
時として悲しそうに、
時として怒っているように。

安全停止中に生物を探していたら、

ゲストが大慌ててて、呼びに来てくれた。

なんかジェスチャーでしらせているみたいだけど、
なんだろうなあ???
ってことで行ってみた。

そしたら、この子達がケンカの真っ最中!!

おぉ~!!

子ども同士のケンカって珍しい。
そして表情豊かな、ホント怒ってるような顔付きが愛くるしい。

ゲストは何故か写真を撮っていない。
なんでだろう?

あぁ、フィルムアウトしたようです。

では、代わりに一枚。
パシャ!!

2008-10-21

フタイロハナゴイ

相変わらず、絶好調のコンディションが続くバリ島。
いつまでもこんないいときが続けばいいのになぁ!!

バリ島にはとても多くのハナダイの仲間が見ることができます。
もちろん、別にバリでなくても普通に見られる種もたくさんいます。

そんな代表選手がこいつかな。

幼魚は寄れるので、コンデジでも簡単に取れるし、

とっても美しいし、
人気のある種です。

別にバリでなくってもよいのかもしれないですが、

いつも見てもらいたくなる種です。

2008-10-14

カサイダルマハゼ

サンゴにすむ生物にとって、
サンゴは一つの大世界のようなもの。

こんなに小さな空間で一生をここで過ごすもの、

この中には沢山のドラマが繰り広げられている。

見難い、撮り難い、
意見は色々あることでしょう。

でも、こんなに身近でこんなにカワイイ生命の宝庫、
サンゴを覗かないわけにはいかない。

その昔、コバンハゼの仲間の写真を集めているゲストに、
コバンハゼの仲間じゃないけど、
ダルマハゼの仲間もついでに集めよう!ってなことになって、


「パンダダルマハゼいますよ!」
って言って案内した自分がサンゴを覗いてはじめて、

「パンダじゃないじゃん。。。」
って気がついた。

「へぇ~、本種もバリにいるんだあ!!」
と、はじめて本種を見て興奮しつつ、

あたふたした記憶があります。

あれから、かれこれ数年の月日が経ち、
同じところに、いつもいてくれます。

毎回、ありがとう!!

2008-10-12

ヒメフエダイ

ここしばらくのところ
どのポイントも絶好調な海況が続いていたバリ島。

トランバンもとても気持ちのよい海でした。

が、気持ちとは裏腹に、
いつまでもいい日は続かないのが世の常。

ちょっと波高になりつつあります。
まだ、たいしたことはありませんが。

そんないい海況の時には

浅場でユラユラ浮いている群れものをみているだけで
気持ちが和みます。

「あぁ~!俺はもともと、海中に浮かんでいれさえすれば

それだけで幸せなんだよなぁ!!」
なーんて、こんないい海だと再確認しちゃいます








2008-10-04

シマカスリハゼ

このさかな。
本当に沢山のバリエーションがあります。

背鰭の形状がまるで違かったり、
色のバリエーションも豊富。
極めつけは大きさが違かったり。

でも、とりあえずシマかシマがなしかの違いこそあれ、
全部同じ種にされている。

世の中にはちょっと点が付いているだけで、
別種になったりしている種もあれば、

これは別種でしょ?
と思えるのに同種にされていたりと。。。

この先、研究が進めば細かく分類されることでしょう。

ここには5m四方に
20匹以上のカスリハゼがいて、
その違いを眺めているだけで楽しい。

でも、いまいち人気ないんですよね。。。
なんでだろ???

2008-09-26

ヒメオニハゼ

透明度最高!波なし!!快晴!!!
のベストコンディションのトランバン。

ここ数ヶ月、やたらと大量発生している本種。

やっぱり背鰭が大きく突き出した魚はかっこいい!!

この特徴的な背鰭を前後にフラッシングさせたりしています。
決して派手さはありませんが、

存在感の大きな種です。

2008-09-18

クラカケチョウチョウウオ

バリ島のサンゴ域のポイントならどこでもみられる一般種。

チョウチョウウオはダイビング原点のような存在。
ダイバーでないときから南の島のおさかな、
っていうイメージが多くの人にあったことでしょう。

たくさんいるその中でもとても人気がある本種。

光がキラキラ届くサンゴの広がる浅瀬に群れをなし、
ゆったり泳ぐ姿は楽園そのもので、

時がたつのを忘れてしまう。

どっぷりダイビングにはまっているヘビーダイバーも、
そーいうダイビングの原点を振りかえるような
ダイビングもたまにはいいものですよ。

2008-09-17

ケショウフグ

自他、共に認めるフグ好きの僕。

なんで、こんなにカワイイんだろう!
って個人的にはいつも思う。

表情、しぐさ、形、
どれをとっても好きなものは好き。

大人はよく見るけど、

子どもはそんなには見ない種類。

子どもはよく見るけど、
大人はあまり見かけない種類。

そーいうのも面白い。

これはどちらかというと前種です。

あまり見ない子どもをみると、
更に興奮度アップ!!

2008-09-16

ヤツトゲテンジクダイ

ここのところずっといてくれている珍種。

この写真では伝わらないですが、
光をちりばめたようなパールホワイトの体色が

とても美しい。

テンジクダイの仲間なんだけど、
はじめて見た時は
これはなにの仲間????
と考えこんでしまうほど、テンジクダイっぽくない。

そんな面白い種なので、
いつまでもいて欲しいものです。
でも、まだペアリングしているのもみたことないです。

今、一番じっくり観察を続けたい種です。

2008-09-15

ブルーヘッドタイルフィッシュ

海況、透明度、共にとてもよいトランバン。

今年、はじめ頃からすみついている、

アオマスクのペアですが、

ここからyg、ygadとステージごとの色彩の変化が一度によくわかる、

ようにチビから大人までそろっています。

トランバンでは突発的にあらわれ、
知らずうちに消えていくことの多い
この種ですが、

今回は種を絶やさずに増やしているので、
ここでずっと見ることができそうな感じでとても嬉しい。

このような、環境の変化から生物が来て、増えてと、
生きていることがと実感できることが直視できることは

ずっと現場を見守り続けている、現地ガイドにとってもとても嬉しいことです。

2008-09-09

殿塚孝昌

訃報
 謹啓 DIVE&DIVE'S代表、殿塚孝昌
去る9月4日17時30分に55歳にて永眠いたしました。
葬儀はバリ島にて9月6日に執り行いました。
茲に生前のご厚誼を感謝し、謹んでご通知申しあげます。
また、殿塚の永眠に際し、
急遽、バリ島をはじめ世界各国からかけつけてくださったご友人方。
お心のこもったお悔やみのお言葉や供花をくださった数多くの方々。
ご冥福をお祈りしてくださった方々。
そして、今後のDIVE&DIVE'Sをご心配してくださっている方々。

心より感謝し御礼を申し上げます。

今後のDIVE&DIVE'Sは殿塚スピリッツを継承したスタッフ一同が、
心を一つにあわせ、殿塚の築き上げてきたものに対し恥ずことなく、
また今まで以上にバリ島の雄であるように
一歩一歩確実に前へ進んでいきますので、
今後とも変らぬご厚誼を賜れば幸に存じます。 
                              敬具

2008-09-01

ホシモンガラ

ヌサペニダはマンボウシーズンのためダイバーで大賑わいなのですが、

水温冷たい、行き帰りのボートはジェットコースターのよう、
とデメリットもあります。

ここ数日は海況も落ち着いており、
鏡ような水面!とまではいわないまでも、
さほど揺れず、船酔いしてゲロゲロするゲストもいなく、
絶好調です!!

おまけにちょっと水温暖かめ(あくまでも例年よりは、ということで24,5℃)
そして連日マンボウ出ています。

しかし、マンボウやマンタネタだけではなのが、
ヌサペニダの底力。

ニタリまで登場しました!!
個人的には2年ぶりのご対面。
でも、写真は撮れまでんでした。。。

マクロも充実、

イトヒキベラの仲間達はわんさかと一エリアに固まっているし、
コウリンハナダイなど15mと驚異的な浅さで観察可能です。

そして、バリ島内でも他エリアではあまり見る事の少ない
生物が普通に見れたりもします。

ホシモンガラもその一つ。
この絶妙な色合いと風貌が大好きです。

マンボウだけではない、ヌサペニダも超お勧めです!!

2008-08-22

クロウミウマ

ダイバーでない人からも大人気の
タツノオトシゴの仲間。

その中でもバリ島で最も多く見られると思うこいつ。

ただ、クロウミウマとオオウミウマの違いを水中で見分けるのは難しい。

難しいというよりできるのか?と思ってしまいます。

実際に図鑑なでもで混同していますし。

喫水、内湾=クロウミウマ
岩礁沿岸=オオウミウマ

と、とりあえず覚えておくしかないと思います。

だれか見分け方を
知っていたら教えてください。

2008-08-21

バサラカクレエビ

ウミシダのカラーバリエーションの数
こいつのカラーバリエーションがある、
沢山のバリエーションの持ち主。

トランバンにはとても多くのウミシダが生息しているので、
とても多くのこいつがいます。

それは、もう、種類集めをしたくなるくらいです。

ただ、撮れるかというと、
そうでもなく、ウミシダの中に隠れているので、
そう簡単にはキレイには撮れません。

ウミシダをどばっと、手で広げれば撮れないことはないのですが、
それだと、ウミシダが自決しまくり、とてもカワイそうだし、
限られた構図でしか撮る事はできないです。

ある程度、潮がかかっていて、ウミシダが大きく伸ばしている時がねらい目。

そんな時はとても撮りやすい個体に巡り遭うことができます。

とても優美です。


ばさら【婆娑羅・時勢粧】(「跋折羅ばざら」から。室町時代の流行語)
〓派手にみえを張ること。だて。太平記21「例の―に風流をつくして」
〓遠慮なく振舞うこと。しどけないこと。乱れること。狼藉。

広辞苑から引用しました。
バサラ - カクレ
反意語のようにも取れる名前で、つりあいが取れない感じで面白い。

もっとも、このバサラから来てるのか知りませんが。。。

2008-08-20

ヤノダテハゼ

バリ島で1番、個体数の多い共生ハゼとまではいわないが、
確実に5本の指に入るほど多い一般種。

白砂エリアにはない濃厚な色合いが美しい、黒砂エリアの個体。


そしてなによりも寄れる寄れる!!

この個体もコンデジのクローズアップを付けた状態で最短まで寄っているので、
3cmまで寄っています。

それでも逃げない逃げない!!

全ての個体がそこまで寄れるわけではありませんが、
そこかしこに沢山いるので、5匹試せばそんな個体に巡り会うこともできます。

あまりにも沢山いるので、見向きもされないことがおおいですが、
この色合いをじっくり味わってもらいたい逸品です。


2008-08-19

イレズミウミヘビ

バリ島の色々なポイントで見る事のできる一般種。

あまり、人気のないウミヘビの仲間ですが、
豪快な色合いが目を惹かせ

ついついゲストも立ち止まって観察しています。

やっぱり、ゴールドというのは
誰しもの憧れなのでしょうか?

ゴールドという色は装飾品以外に
普段の生活の中ではあまり見ることのできない色だからでしょうか?

何故ゆえに体色がゴールドになったのか?

なかなか、他にはあまりみられない、

ゴージャスさを堪能してください。

2008-08-17

カザリスズメダイ

バリ島内では、限られたポイントでしか見る事のできない、
スズメダイの仲間。

限られたポイントでしか見れないが、限られたポイント内では
個体数も多く、いつでもみることができるということで、
ちょっとだけ付加価値のある種のようにも思えます。

以前は幼魚ならムンジャガンでみることもできたのですが、
探し方が下手なのかここ数年、見ることがありません。

幼魚と成魚のカラーリングの変化が
いちじるしく異なることが多いことで
特に幼魚のカラフルさに人気が高い
ヒレナガスズメダイ属の仲間ですが、
本種は幼魚~成魚は基本的には同じような色彩です。

和名がありますが日本にはいない、
というのも特徴的でガイドネタとしては絶好のお気に入りです。

2008-08-15

セレナズノトドリス

今、ムンジャガン方面はこの時期には珍しく、
あまり風の強くない日々です。

今年の盆休みにムンジャガンを選んだ人は
とてもラッキーですね!!


さて、特に珍しくもなく、かと言って沢山いるわけではない、
個人的に見かけると嬉しくなるウミウシのひとつ。

バリ島では色々なポイントで見たことがありますが、
ムンジャガン方面に特に多く見かけます。

ただ、この子どもを見かけたのは実ははじめて。

大型の本種もなかなか味わい深くてかっこいいのですが、
色合い風貌は違わないけど、
小さいのは
かなりカワイイ印象です。

ウミウシに限らず生物全般に言えることですが、
色も形状も大人と子どもと同じでも、

なんで、こんなにカワイイんでしょうね。