2007-12-24

メリークリスマス!

メリークリスマス!!

今年もまた、

皆様方の愛に包まれて、
無事、新年を迎えることができそうです。


今年の海での出逢いはいかがだったでしょうか?

バリ島では今年もあんな出逢い、こんな出逢いで、
とても有意義な年を送ることができました。

これもひとえに皆様方のおかげです。

来年も皆様方にとって、
世界中の海で素晴らしい出逢いが
おとずれることを、
バリ島の神々と共に祈っています。

それでは、今年一年、本当にありがとうございました。

まずは、
クリスマスプレゼント&お年玉になるような
素晴らしいダイビングで年末年始をお過ごしください。


海にいけず年末年始を過ごされる方も、
きっといいファーストダイブが待っていることでしょう。



2007-12-23

新時代動物園型ホテル

ホテル視察という名の遊びに行ってきました。

行ったところはメルカホテル

ここはホテルなんですが、
動物園があり、プールにはイルカがいて、
1日3回、イルカショーやサーカスが行なわれているという、
とても珍しいホテルです。

本格的動物園ではないですが、
鳥、ワニ、蝶、サル、カンガルー、サソリ、ヘビなど、
広い範囲の動物達がいます。

動物園好きな僕はもう、これだけでも、
1日中、飽きずにいられるのですが、

ここのメインはドルフィンスイム!

簡単な説明を受け、
プールに入ると、すぐにフレンドリーなイルカ2匹が
めちゃくちゃ遊んでくれます!!

その間20分と短いですが、
ひたすら、泳ぎまわって、遊びまわっていると、
時間はあっという間ですが、
体はヘトヘト。。。

こいういう、プールで飼うというのには賛否両論なのでしょうが、
そーいうの抜きにするなら、
はっきり言って、むちゃくちゃ楽しかったです!!

PJのサファリなら、ダイビング終了後に一緒に泳ぐこともできますよ!!

2007-12-19

タツウミヘビ

PJのミジンベニハゼはゴミ、落ち葉、木っ端など
そこになにか落ちていたら何にでも隠れ家として、

生活しており、個体数も多いです。

でもね。。。

なにも生き物につかなくっても。

ゴミかなにかと勘違いしちゃったようです。

タツウミヘビもどうしたもんか、
嫌そぶりもみせず、じっとしていました。

タツウミヘビはいつから、そこに顔をだしていたのか?

かなり長時間の間、顔をだしていないと、

隠れ家としミジンベニハゼは移動してこないはずです。

ミジンベニハゼにだって、もともと隠れ家はあっただろうに、

タツウミヘビだって移動するわけですし。

タツウミヘビは砂に潜ったら、ミジンベニハゼはどうするのか?


ちょっと、試してみました。

タツウミヘビが引っ込んだら、困ったようにウロウロウロウロ、
「あれ?俺達の愛の巣はどこ行った?」
と砂の周りをグルグルと動いています。

しばらくして、また顔を出してきたウミヘビ。
「あ~、あった、あった!」と、また顔の上へ。

でも、これじゃ隠れられないですね。

まぁ、すぐにいなくなるでしょう。

偶然に偶然が重なって、自然が作り出す面白い生態でした!!

2007-12-18

ポイント開拓

今日はガイド全員でポイント探索。

舗装されていない雰囲気のある、
道なき道をズンズン進んでいくと、
こんな一見、湖のようなラグーンにでる。

今日は朝から雨だが
こんな気持ちが高揚するような景色に遭遇すると、
気分は晴れる!
(写真だと伝わらなくてすみません。)

スロープ状になっている斜面を降りていく。

サラサハゼやフロストフィンカージナルフィッシュなどが、でてくる
更に下に降りていくと、

むむっ

視界がどんどん悪くなっていく。。。

そこにホソスジマンジュウイシモチのような個体が。

なんで、こんな何もないところにポツリといるの?
よーく見ようとして、近づくと、

もぉわぁ っとした、きったない水が視界をさえぎってしまいました。

しかたがないと、更に奥に進むと、

もうお手上げ!!

自分のダイブコンピューターの水深も確認できないほど、
まさに透明度ゼロの世界!!

このポインは使えそうにはありません。

でも、気になるホソスジマンジュウイシモチ似
なんだったんだろう?

でも、ここはシオマネキの種類も多く個体も大きいので、
そいいう写真を撮るにはとてもいい場所です。

ガイドのアルタがいきなり素手でシオマネキをとっつかまえたのには、
びっくりしましたけど。。。

2007-12-17

コガラシエビ

一昔前は、このエビ=バリ
みたいな図式がありました。

一昔前は、個体数もそれなりにいたんですよ。
これといって探さなくても、
「あっ、いた!!」
みたいな。

今、必死になって、
1ダイブ費やして探しまくって、
やっとみつけた!
くらいの個体数に減っています。

このエビが好んで住む、
ウミシダやゴロタが少なくなったということでは
決してありません。

理由はわかりませんが、色々な要因が
重なり合ってのことでしょう。

逆に
一昔前はあんなのは滅多に見なかったのだけど、
今は結構見るようになったなぁ。
などの生物もいます。

それは
自然のサイクルだったり、
その季節の雨や気温、水温の影響だったり、

気が付いたことは些細なことでもデータに取っているのですが、
そう簡単には原因なんて分からないものです。

そこが面白いんですけどね。

もちろん人為的な要因ということもあります。

これはダイバー全員がもっと、考えなければ
いけないことだと思っています。

2007-12-16

クマドリカエルアンコウ

トランバンで一番よくみることができるカエルアンコウの仲間が
クマドリカエルアンコウ。

でも、発見してもあまり長期間の観察はできず、

すぐに行方知れずになってしまうことがほとんどです。

この個体は体長5mmほどのときから、
ずっと同じ場所をキープしてる、
通称、『大左衛門』
現在体長3cmほど

"いなかっペ大将"にでてくる、
風 大左衛門
の涙みたいでしょ?

いつまでも、そこにいてください!!

2007-12-14

カンナツノザヤウミウシ


ヒンドゥー教では牛は神様のつかいとして、
大変大切にされています。

そんな牛さんが困った表情?疲れた表情?をしています。
ちょっと、どくろっぽくも見える。


ウミウシを牛っぽく撮って、
「こーいうのを見て“海牛”って名前にしたんでしょうね!」
的なものをよく見かけますが、
真似てみました!

まさに牛みたい!!
おまけにホルスタインしかり白黒だし。
(バリでは黄色より白バリエーションの方が多いです)

でも、撮った後にきがつきました。
牛みたく撮りたいなら、
この場合は触覚にピンを持ってきても駄目ですよね。

牛さんの目にあたる模様にピンを持ってくるべきだした。

2007-12-13

ローランズデモイーゼル

とても海況のいい日が続いているトランバン

こんな波なし風なしの日がずっと続けば、
本当にいいのに、と思わずにはいられない安定したコンディションです。

常夏のこの島では種類によっては1年中産卵してたり、
1年中幼魚が見られる種類なども多いのですが、
この時期になると特に幼魚が増えてきます。

幼魚から成魚まで1年中見ることができる一般種ですが、
今、やたらに目に付くローランドデモイーゼルの幼魚。

体長2cm弱で

まだ尾びれ基点の青点が目立ちます。
とってもカワイイです!!

2007-12-12

コブシメ

今年はほんのちょっとですが、
遅れてコブシメが産卵してます。

毎年、楽しみにしているくせに、
毎年、きちんと撮れていないです。

ゲストが帰国のため潜らない移動日に
僕が目一杯、撮るつもりでいたのですが、
(ゲストは前日に目一杯撮ってます)

警戒してるのか?
雄を待ってるのか?
ちょっと時間が早かったか?

全然、産み付けしないんです。
すぐ、そこにいるのに。

結局、時間切れタイムアウト!

とうとう3時間、待ちぼうけ。。。
1枚もシャッター切らずにエキジット。

来年こそは!!

2007-12-11

イッポンテグリ

なかなか上手く撮れないんですよね。
小さければ小さいほど。

向こうも命がけなので仕方がないけど、

「こっち向いてくれればいいだけだから。
食べないから、お願いお願い!!」

とは言ってみるものの、
もちろん信じてもらえない。

そのうち
「えーい!こっち向かんと食べちゃうぞ~」
とイライラしてくる。

そうこうしているうちに
なんだか、いじめてるみたいで可愛そうになってきて、

「おいかけてごめんね。
じゃーまた。今度はよろしくね!!」

と、と何度も何度もあきらめ続けて早何回だろう?

何度も何度も会わせてもらってるのに、
いまだにまともに撮れてないです。

2007-12-10

ダイビングワールド1月号

本日12月10日発売の雑誌
『ダイビングワールド』1月号!!
特集:ガイドのチカラ

世界各地で活動している
ガイド名鑑的な特集になっていて、
の中で山田道彦も
PJ誕生の秘話などをPJの写真をまじえて話しています。

この最近よく話題にもなっていますが、
『ダイビングワールド』が劇的に変貌しています。

「群れ」や「流れ」など一つのテーマにそって、
深く、かつわかりやすく掘り下げて、
楽しく興味深い誌面構成になっていて大好評です。

是非ともご覧になられてください。

2007-12-09

フリソデエビ

PJ続行といったものの、
ゲストのリクエストの都合で、
やっぱり違うポイントへ。。。


しかし流れは変わっていなかった!

どうやら、この流れはポイントに向いてるわけではなく、
ゲスト自身が連れてきた運のようです。

オニツノハゼ、ブルーシュリンプゴビー、ツノカサゴ、ミミックオクトパス、
ヤジリハゼ近似種、セイルフィンリボンゴビー、名のないダートゴビーなどなど。。。

で、こいつ!
大きさ5mmほど。

別にトランバンでみれるじゃーん、(普通にいるわけではない)
とか、そういう話ではなく、

初めてこの泥ポイントでみました。

泥に近い
シークレットベイやマッドベイでみることはあっても、
それはあくまでも、ガレ場の場所での話。

隠れるとこなにもないし、エサになるようなものもない。
そんな場所でポツンといるのを見たのは初めてのことです。

間違えて降りてしまったのか?大きくなれるのだろうか?

自然のいたずらというか、運命というか、
悲しいかな難しいことでしょう。

2007-12-08

パンプバックバットフィッシュ

なんとタイミングのいいことか
前回の12月2日のブログでコメントをくださった海中華屋さん。
なにか予想めいたことがあったのだろうか????

というのは、海中華屋さんは

10月15日のブログで紹介した
今期パンプバックバットフィッシュの幼魚第一発見の時のゲストでした。

あれから早1ヶ月半。。。

随分と大きくなっているだろうな、
っていうか、もう全然ゼブラじゃないし、なんて思っていたら、

まーたまた、小っちゃいのでてます!!

現在4cmほど。

もーすこし小さいと
ゼブラ模様がくすんでしまう。
もーすこし大きくなると
白黒のゼブラ模様ではなくなってしまう。

丁度、一番美しい大きさの固体です!!

こいつ、ミミックオクトパス、カエルアンコウ、イッポンテグリ幼魚、
ホワイトV、ブラックバンデッドデモイーゼルの卵産みつけ、ホワイトミニソール、
ニシキフウライウオ、アイバーコーラルゴビー黄色ver.などなどあげればきりがない
出物出血大放出!!

流れに乗っている時は、流れを変えないで身を任すのが
勝負師の鉄則!!

ということで、次の日は違うところ潜ろうと思っていたけど、
PJ続行!!

2007-12-01

サンゴテッポウエビ

いわゆるエダサンゴと呼ばれるものの中にも
ご存知のように沢山の魅力的な生き物が生活しています。

彼らにとて、もうその世界が人間でいう地球そのもので、

小さい中にも色々なドラマがあるのでしょう。

まぁ、ちょこまかちょこまか動くし、
ライトやストロボが上手く当たらなかったりと、
観察したり撮るとなるとなかなか大変なのですが、

こーいう奴にはコンパクトデジカメってとっても便利ですね。

「これ!これ!!」
ってスレートに書こうが、指さそうが、
「どれ?どれ??」
ってなかなか伝わらない。

針金のようなもので導くてもありますが、
複雑な形だと、なかなかそれもサンゴが痛みそうでできない。

そんな時、ちょろっと
パシャ!!って撮って、
パッと見せる。
「これこれ!これがいるよ!!」
「お~!これね!!」
と意思の疎通も楽に。

簡単に撮れて、確実に伝えられる。
コンパクトデジカメにはこんな使い方もあります。