2008-11-30

ヤリカタギ

動物全般にいえることだが、
子どもはまぎれもなくカワイイ。

どっかの学者さんだか、誰だかわすれてしまったけど、
とにかく、その専門家が
子どもがカワイイのはカワイイからゆえ、
周りから守られるためにカワイくつくられた、

カワイくなかったら虐められ生きていくこtろができない。
という説。

まぁ、これは哺乳類などの親が子育てをしなければならない、
動物への研究なのだろうが、

さかなだって、こどもはカワイイのだ!!

さかなはカワイイとかカワイクないとかの感情はないでしょう。

ってその前にカワイかろうが、ミニクかろうが、
生まれた時から誰も守ってくれない、
自分で生きていくしかない逞しい生命体。


この超小さなヤリカタギ、なにを思ったのか
となりのサンゴとの間をいったり来たりをくりかえしている。

食べられちゃうよ~。
僕が見ている間は僕が守ってあげるからね!!

2008-11-27

イバラタツ

個体数は多くないが、珍しいわけでもない。
色々なポイントでみかけるが、一定しない。

まぁ、そんなわけで偶発的に出会う事が多く、
みかけると嬉しくなってしまう種でもあります。

ただ、なかなか
キレイな個体、
キレイな環境、
キレイな姿勢。
この3拍子がそろうことはない。

キレイな環境についてるけど、
体がゴミだらけ、
とか、

体に藻などはついてなく、色もいいんだけど、
ピンッって立ってない、
など。。。

「これだあ!!この場面をまっていたっ!!」
ってパーフェクトに思える
個体にいまなお遭遇したことがない。

そういうパーフェクトな場面を想像するのも楽しいものです。
いつか未来のためへのイメージトレーニング。
願えば叶う!!

2008-11-26

サバヒー

ここ数ヶ月、色々なポイントで目撃するさかな。

昔は滅多に見ることもなかったと思うんだけど、

最近、特にトランバンでは、よくグルングルンと周っています。

名前はよく分からん名前ですが、

かっこいい奴です!!

その変な名前。
名前は台湾語をそのまま和名にしたようです。

調理すると乳白色になるらしく、
英名ではミルクフィッシュと呼ばれています。

サバヒー科一属一種
いかにも俺は俺のオリジナルだぜ!!

って感じもなんかいいですね。

名前だけのニュアンスとしては

「さばひぃ~」
ってかわいい響きですね。

2008-11-17

講演会のお知らせ

三保のスーパーダイビングサービスアイアンの鉄 多加志さんが主催する
恒例の講演会のお知らせです。是非、ご参加ください!!

平成20年11月22日

「海洋環境とのかかわりに関する学習活動の成果公表」
清水テルサ 1階多目的ホール 
18:10開場 18:20開演 
入場無料会場住所 〒424-0823 静岡市清水区島崎町149-91 
TEL 0543-55-3111
21世紀に入ってから始まった三保水中生物研究会の講演会も、今回で八回目となりました。現在に至るまで当研究会は、誰にでもできる海への取組みを心掛け、その人の範疇で可能な海洋や水辺環境への配慮を提案してきました。毎年進化するテーマは、より広く海を始めとする水域の愛好者ならびに理解者を増やすためのものであります。今年は「私たちが海にできること」をテーマに、どんな事を自分たちができるのか?海について考えてみる時間を共有しましょう。
第一部は、スライドを使って当地清水周辺海域のハゼを紹介します。この海域でダイバーが観察できる種類としては最も多い魚であることから今回取り上げました。何故、他の海域では観察頻度の低いハゼが三保では観察できるのでしょうか?三保を取り巻く環境を考慮し、ハゼをデータデース化することで、見えてくる海とのかかわり合いを考えます。
第2部は、現在最も精力的に海環境を考え、積極的にその効果やそこから派生する諸問題をひも解くマルチ漁師こと畠山 重篤さんによる講演です。時には学術的で、またある時にはユーモアを伴った視点から繰り広げられるお話は、鉄が地球温暖化を防ぐという壮大なスケールに言及します。
畠山 重篤(はたけやま・しげあつ)1943年中国上海生まれ 「牡蠣の森を慕う会」代表京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授 高校卒業後、牡蠣、帆立の養殖に従事する家業のかたわら「森は海の恋人」を合い言葉に、気仙沼湾に注ぐ大川上流の室根山へ植樹運動を続ける森は海の恋人運動は各方面で高く評価され、1994年朝日森林文化賞をはじめ表彰多数 2004年にはイーハトーブ賞、河北文化賞を受賞した 主な著書に、「日本〈汽水〉紀行」(文藝春秋/日本エッセイスト・クラブ賞)「漁師さんの森づくり」(講談社/産経児童出版文化賞JR賞、小学館童出版文化賞)「森は海の恋人」「リアスの海辺から」(文春文庫)、「牡蠣礼参」(文春新書)、「鉄が地球温暖化を防ぐ」(文藝春秋)など
<第1部>約40分スライド講演:「生物のデータベース化」について 講演者:事務局長 鉄 多加志

<第2部>約40分ゲスト講演:森は海の恋人「鉄が地球温暖化を防ぐ」 講演者: 畠山 重篤質疑応答(10分程度)
お問い合わせ:〒424-0902 静岡市清水区折戸2丁目12-18(アイアン内)
三保水中生物研究会 担当:鉄 多加志
TEL 054(334)0988/FAX 054(334)5524/E-mail iron@if-n.ne.jp

2008-11-15

コウガイメナガガザミ

写真に撮りやすい生き物、撮りにくい生き物。
観察しやすい生き物、しにくい生き物。

その撮りにくかったり、しにくかったり、
と、その中でも個体差があったりと。

自然下の中でしか味わえない
ウォッチングの醍醐味ですね。

このカニは観察しやすく撮りにくい、

といった感じでしょうか?

ある程度の距離さえたもてば、
巣穴に逃げることはないけど、
写真に撮ろうと近づけば、パッっと逃げてします。

でもどんな性格の生き物でも、
なんでこの個体に限って????
っていうくらい近寄れちゃう時もあるんですよね。


あ~、ダイビング続けててよかったぁ!!
って思う一時。

2008-11-13

インドネシアンバラッドストライプカージナルフィッシュ

普段、あまり気にかけないような生物だったとしても、
場所が違うと、すごく気になってしまうことがある。

きっとサンゴ礁の中にこのさかながいたとしたら、
(本種はサンゴ礁にはいませんが、例えばです。)
誰の目にもサラッっと素通りされてしまうかもしれない。

仮にブリーフィングでしっかり説明したとしても、

「ふ~ん」、で終わってしまう可能性もある。

それが、一面に広がる、超ヘビーな泥地に
ポツんといたら、
「ん?むむむ?こいつ、ただものではないな?」

などと、やたらと存在感のある生物にはや変わり!!

いかに『種』を『種』として見てもらうか
(素通りされないで観察する)というのもガイドのテクニックになる。

種、環境、深度、をミックスさせて
他のポイントにいても、

これはここのポイントでこそ見てみて欲しいというのがあるんです。

2008-11-12

イソモンガラ

ブサイクでカワイイ
モンガラカワハギの仲間ですが、

中でもひときわ鮮やかな子どもがこいつでしょう。

とてもよく目立つ。
子どもなのにそんなに目だっていいの?
ってくらい、よく目立つ&よく泳ぐ。
大丈夫かなぁ、と心配してしまいます。

さて、話は変わりますが、

ダイブス、ホームページは今までは
トップページに今月の魚と題して、
一番新鮮なトピックや新発見の種を飾ってきましたが、
私自身が未だにフィルムカメラを使っていて、
フィルム購入、現像がおもいのままにできにくくなり、
旬のネタを決まった日数で撮るのが困難になってしまいました。

ですので、これからはトップページはトップページらしい
写真。
もちろん重大種をおさめることができたら、それは、もちろん。

という感じで、一般種でも普通種でも気に入った写真をなんでも載せる。
その代わりに更新頻度を増やす。(目標1週間づつ)

という趣向に変更します。

第一弾、スタートさせました。 →こちらから

ブログ同様よろしくおねがしいます。

2008-11-11

フタホシアトヒキテンジクダイ

テンジクダイの仲間の多くは、
なんとなく地味なものが多く、
暗いイメージに思われていることが多い反面、

圧倒的な個性の強さや、種類の豊富さ、
撮りやすさなどで根強い人気があります。

この個性はなかなか他にはないように思える。

例えば、こいつ。

目の下に線がある。
目の後ろに点がある。

たった、これだけの特徴が

物凄く強烈に目を惹くんですよね。

なんでだろ???


他のさかなだと、
点があったり、線があったりで見分ける種でも、
さかなマニアやさかな好き以外だと、
あんまり気が付かれないでスルーされちゃうことも多いですが、

こと、テンジクダイの仲間の場合
この小さなな特徴が限りなく大きく人を惹きつけてくれる。
(もちろん、さかな好きな人にはすぐに気が付くほど大きな特徴ではあるが)

これって、すごい個性ですね。
違いの分かるさかな。

2008-11-10

ワキグロアカフエダイ

いい海況があいかわらず続いているバリ島。
ただし北方面のポイント、あまり天気がよくない日が多いです。

北側には泥ポイントが多くあるのですが、
ただでさえ、透明度があまりよくないので、
天気が悪いと水中が暗くて、

「これは夜潜りかぁ?」
なんてこともしばしば。。。

生物は雨だろうが晴れだろうが、
わんさかと出てきてくれるので、
そこらへんは問題はありません。

これに似たヨコフエダイという種はよくみるのですが、
本種は稀とまではいわないですが、
出会うと、ちょっと嬉しくなるかっこいい奴です。

2008-11-08

スフィンクスサラサハゼ

以前は普通にいたのに今はほとんどいない。
または
以前はほとんどいなかったのに今は普通にいる。

なんてことが、
長く同じゲレンデを観察しているとよくあります。

それは環境の変化だったり、
自然そのもののサイクルであったりと。

よくもわるくも、
そのようなことはどこにでも必ずあります。

その変化を肌で感じながら潜っているわけですが、


最近、PJの部分部分の砂質が少し変わってきているなぁ?
なんて思っていたら、

いままで見れなかったこいつが、
やたらと沢山、出現しています。(全部こども)

環境の変化とそこにすみつく生物の変化の関係
っていうのは逞しくもあり、楽しいものです。

2008-11-07

ササハゼ

このさかなをバリではじめてみたのは、
もう、随分と前になるけどシークレットベイだった。

ある日、突然に現れ気が付けば去っていた。
それ以前に伊豆で見たことはあるけど、
まさか、いるとは思ってもいなかったので、

まったく初めて見るさかなかと思って、
興奮し、あがってすぐ図鑑で調べて、
ああ、ササハゼねえ。


と、ちょっとがっかり、
と同時に
熱帯地域で見れるものなの?
と興奮したものです。

見れるよ~!!
と、いともあっさり、言われた覚えがある。

でも、多くはないと思う。

その後、数度、シークレットベイではやり
突然現れ、気が付けば去っていった。

PJを調査しだした時から、
本種はPJにはいつでも見れる基本種だった。

毎回、見るけど、見るたんびに
バリで初めて見た時を思い出してしまうほど
個性的かつ渋めの風貌が目を惹きつけさせます。

2008-11-04

オウゴンニジギンポ

小さい、動く、中層、浮遊物あり。
オートフォーカス、プログラムオートのみのコンデジでは
なかなか難しい被写体。

とてもカワイかったり、これはとりあえず記録に残したい、
などと思う生物がいたら、難しい条件でも
とりあえずチャレンジしてみる。

そんな条件下では
完璧な写真を撮るのはまず不可能。

まぁ、たいがいが、「やっぱりね。。。」

なんだけど、
たまには「おう、それなりじゃん!」
って時もある。

まぁ、あくまでもそれなりは、それなりまでなんですけどね。

でも、コンデジでも一眼レフでも
そのチャレンジが使いこなす道のりなのでしょう。

レンズの選択であったり、
得手不得手であったり、
海況であったり、
で、その時の最適な被写体というのは必ずあることはあるんだけど、
結局はそれなりにしか撮れなくても、
その、それなりを理解することが重要になるのだと思う。

(ちょっと哲学チック)

つまり、まだあまり分かってないなら、
色々と果敢にチャレンジし、
その機種各々のクセなどを把握するのが大切ってこと。

2008-11-03

スターリーブレニー

普段のガイド中。

基本的にはガイド中と撮影中の気持ちは

まったく切り替えているつもりではあるが、

「うわぁ~!!撮りてぇ~!!」
と激しく思ふ時がある。

この撮りてぇ~、というのは、

もちろん、きちんと真剣に考えて撮る、
という意味で、このようにパッっと撮った写真のことではありません。

自分の感性を刺激する一場面に出逢い、

自分の個性を加えて、
一つの絵にする、
写真というのは本当に面白いものです。

どんな場面に触手が動くかは、
その人人にもよることでしょう。

撮りたいんだけど撮れない。
そんな時にめぐり合わせた時、
ガイドだから誰よりも多く素敵な場面に遭遇してるんだから、
それが一番いいじゃん!!

って自分を慰めていたりします。